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ヌーヴェル・ヴァーグの祖母 アニエス・ヴァルダ監督特集

放送日時
【STAR2 字幕版】3/2(土)~3/3(日)午後 1:30~ 2日連続放送 /
3/11(月)~3/15(金)& 3/18(月)~3/19(火)よる 9:00 放送(全7作品)

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ベルギー出身のフランスの映画監督で、ヌーヴァル・ヴァーグの先駆けとなり時代を支えた数少ない女性監督であることから“ヌーヴェル・ヴァーグの祖母”と呼ばれるアニエス・ヴァルダの監督作を特集放送!
アニエス・ヴァルダは、1928年ベルギー生まれ。後にフランスに渡り写真家となり、1955年、『ラ・ポワント・クールト』を自主制作。結婚生活に終止符を打とうとしている夫婦の姿を描いた同作はヌーヴェル・ヴァーグに先立つ先駆的な作品として評価され、彼女がヌーヴェル・ヴァーグの祖母と呼ばれるきっかけとなった。その後、癌の診断結果を待つ女性の5時から7時までをほぼリアルタイムで描いた『5時から7時までのクレオ』、幸福を求める夫婦に訪れた皮肉な運命を描く『幸福(しあわせ)』、放浪の末に亡くなった少女の道行を目撃証言を通じて描く『冬の旅』などを世に送り出し、『幸福(しあわせ)』はベルリン国際映画祭銀熊賞&審査員特別賞、『冬の旅』はヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した。プライベートでは『シェルブールの雨傘』などで知られる映画監督ジャック・ドゥミと結婚。フィクションとドキュメンタリーの双方で手腕を発揮し、2018年、第90回アカデミー賞で名誉賞を受賞。2019年に90歳で亡くなるまで現役を貫いた。
特集放送では、長編デビュー作『ラ・ポワント・クールト』から、遺作となったヴァルダが自作を語るドキュメンタリー『アニエスによるヴァルダ』までの全7作品で、彼女の足跡を振り返る。