冬の旅

アニエス・ヴァルダ監督・脚本の人間ドラマ。実話を基に、放浪の末に路傍で亡くなった少女の道行を目撃者の証言を通じて描く。

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解 説

ヌーヴェル・ヴァーグを代表する女性監督アニエス・ヴァルダが実話を基に描いた人間ドラマ。放浪の末に路上で凍死した少女の足取りを追いながら、真の“自由”を得る難しさと“孤独”について描き出す。主演は『仕立て屋の恋』のサンドリーヌ・ボネール、共演は『昼顔』のマーシャ・メリル。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いたほか、フランスで当時100万人超の動員を記録して、ヴァルダにとって最大のヒット作となった。

あらすじ

南フランス。冬枯れの野原で行き倒れた少女の遺体が見つかる。誰にも知られず共同墓地に葬られた18歳のモナ。寝袋とリュックだけを背負いヒッチハイク生活を送っていた彼女は、亡くなるまでの数週間に放浪中の青年や屋敷の女中、牧場を営む元学生運動のリーダー、プラタナスの木を研究する女性教授といった人々と出会っていた。モナの死を知らないまま彼女について語る人々の言葉から、次第にモナの軌跡が明らかになってゆく。

★ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 [字]108分
制作 1985年 フランス
原題 SANS TOIT NI LOI
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