核の危険性と労働条件の改善を訴えていた最中に、交通事故死を遂げた実在の女性カレン・シルクウッド。彼女の半生と謎の死をまとめたルポルタージュを、『卒業』のマイク・ニコルズ監督が映画化した社会派ドラマ。３度のオスカーに輝くメリル・ストリープが、シルクウッドの生き様を繊細かつ力強く演じる。プルトニウム工場の一工員という立場から疑問を呈する彼女の姿に、改めて核の問題について考えさせられる作品。

米オクラホマ州。カーマギー社のプルトニウム工場で働くカレン・シルクウッドは、恋人のドルー、レズビアン相手のドリーと３人で暮らしていた。ある日、工場が放射能洩れのため閉鎖され、カレン自身の体も汚染されていることが判明。この日を境に、カレンは原始力委員会のパンフレットを読み、上司の前でもプルトニウムの危険性を口にするようになる。やがて、金属組織部へ部署換えになったカレンは、会社の不正を発見するが…。

• MIKE NICHOLSマイク・ニコルズ

• MERYL STREEP メリル・ストリープ
• KURT RUSSELL カート・ラッセル
• CHER シェール
• CRAIG T. NELSON クレイグ・Ｔ・ネルソン
• DIANA SCARWID ダイアナ・スカーウィッド