イントロダクション
経験者が描くリアルな金融業界の現場
HBO(R)とBBCの共同制作である本作は2008年の世界的金融危機の当時、実際にロンドンの金融業界で働いていたというミッキー・ダウンとコンラッド・ケイの2人をショーランナーに起用。JPモルガンやゴールドマン・サックスを彷彿とさせる投資銀行の、刻一刻と変動するスリリングな現場の様子や業界ならではのカルチャー、この業界によくいるタイプの独特な人物像、同僚の成功を妬む剥き出しの競争や、ロンドンの若者たちの赤裸々な生活など、20代前半をこの業界で過ごし苦労した2人の実体験を参考に、非常にリアルに描いている。
『GIRLS/ガールズ』のレナ・ダナムらが描くロンドンの若者の生態
本作も他のHBO作品に負けず劣らずセックスやドラッグ、LGBTQの悩みや恋愛事情など若者のリアルな生活を赤裸々に描き、単なる金融ドラマではなく視聴者が感情移入できる等身大の青春ドラマとなっている。人種的マイノリティだけでなく、イギリス特有の出身階級にまつわる偏見やコンプレックス、それぞれのキャラクターが抱える秘密や悩み、職場恋愛の駆け引きも描かれ、第1話を監督したレナ・ダナムは本作を“『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と『メルローズ・プレイス』を混ぜたような作品”と、特徴を表現している。
シーズン2製作決定!
HBOはアメリカでの第6話放送前のタイミングで、シーズン2の製作を決定したことを発表。人気と期待値の高さを裏付けた。
応援したくなる魅力的なキャラクターたち
NY出身で学歴に秘密があるハーパー、ノッティングヒルの実家に住むお嬢様のヤスミン、労働階級出身だが実力で勝負をかけるロバート、オックスフォード大学出身の真のエリートで同性愛者のガス、憧れの職に就けた喜びが空回りしているハリ。果たして5人とも正社員として生き残れるのか?社内恋愛は成就するのか?早くも第1話の最後にまさかの展開、最終回では大ドンデン返しが!どうぞお見逃しなく!!
若手キャストの中で存在感を見せるケン・レオン
新卒役の5人はみな若手のニューフェイスなのに対し、ハーパーの上司役を演じるケン・レオン(『LOST』ほか)は唯一日本の視聴者にも顔なじみのあるアジア系ベテラン俳優だ。職場でバットを手に若手相手に容赦無く怒鳴りつける体育会系のストイックな役を熱演している。
日本人ウケするシーンが随所に
オフィスで口にするスナックに意外な日本の食べ物が登場したり、日本の大手メーカーのウイスキーや日本食の名前が会話の中に出て来たり、エレベーターの中で日本語を話す人がいたりと、日本の視聴者が見ていて驚くシーンが不思議なくらい多くあり、ロンドンが舞台の作品でありながら、どこか親近感を感じさせられる。