イントロダクション
仕事や家庭など、日常の中で女性が感じる不満や欲求を“手加減ナシ”で描き、Rotten Tomatoes 95%の高評価!シーズン2も決定!
女性の本音や真の欲求、固定観念に対する不満などを包み隠さず描いたエピソードの数々、そして幼少期の複雑な家庭環境や保護者のネグレクト(育児放棄)などが人の心に刻む影響について、ユーモアをまぶしつつ真正面から描く独特の表現スタイルが異彩を放ち、“ただのコメディではない深みを感じさせる作品”として英・Skyや米・HBO Maxで大ヒット!お行儀が良いとは言えない表現には賛否両論ありながらも、作品としては有力批評サイトRotten Tomatoesで驚異の95%の高評価!早くもシーズン2の製作も決定した。
イギリスの国民的スター、ビリー・パイパーと『キング・オブ・メディア』の製作総指揮&脚本が贈る辛辣なコメディ
主演のビリー・パイパーは、主人公スージーと同じく15歳でポップ歌手としてデビュー。1998年にリリースしたデビューシングルはUKチャート第1位の最年少記録を作った。その後俳優に転向し、英・最長寿SFドラマ『ドクター・フー』のヒロイン、ローズ役を演じたことで俳優としても一躍人気に。舞台でも活躍し、イギリスに存在する舞台関連の賞レース6つ全てで主演女優賞を獲得した唯一の人物である。本作では自らの経歴とよく似たキャラクターを演じており、人生の全てを他人によって定義され、30代半ばになりようやく自分自身をどう定義するか考え始めるという主人公スージーの感情の変遷を見事に表す演技が評価され、本作で英国アカデミー賞(BAFTA)主演女優賞にノミネート。一方、共同クリエーターのルーシー・プレブルは、エミー賞作品賞や脚本賞をはじめ、多数の賞を受賞した『キング・オブ・メディア(原題:SUCCESSION)』を手掛けてきた。2人は過去にもTVシリーズや舞台などでタッグを組んだ親友同士。本作はそんな2人が、エンタメ業界で働く女性が感じるジレンマや、女性として母としてともに経験してきたことを盛り込んだ、今までTVで見たことがないリアルなドラマだ。
ジョージ・クルーニーやジョディ・カマーも絶賛!『Fleabag フリーバッグ』と共通する魅力も
『Fleabag フリーバッグ』と共通する魅力を指摘するレビューも多く、Vogue誌は両作品について「どちらも驚くほど面白くて非常にダーク。時に見苦しくもある女性の欲望の深さを見抜いており、目の前の好感度よりも正直さを優先している」と指摘。『Fleabag フリーバッグ』のクリエーター兼主演のフィービー・ウォーラー=ブリッジは本作の大ファンと公言しており、エンタメ業界を風刺している点が多いせいかジョージ・クルーニーやジョディ・カマーなどセレブのファンも多い。
“悲しみの5段階”をモチーフに主人公が人生最大の困難を受容していく過程を8段階で描く
本作は精神科医のエリザベス・キューブラー=ロスが提唱した死や喪失などの悲しみを受け入れるまでの5段階のプロセス(“悲しみの5段階”)を「衝撃」「否定」「恐怖」「羞恥」「取引」「罪悪感」「怒り」「受容」という全8話にアレンジし、スージーのトラウマを掘り起こしていく。第1話ではスージーの顔面のアップを多用して心の動揺を描き、第3話はヒッチコックを思わせるホラーのような演出をするなど、それぞれの回が違うトーンで撮られているのも秀逸である。