ハリー・パーマー 国際諜報局

ハリー・パーマー 国際諜報局THE IPCRESS FILE

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元祖“黒縁メガネスパイ”、ハリー・パーマー復活! 「007」と双璧をなすスパイ映画の原点『国際諜報局』が蘇る!
全世界待望のスパイ・サスペンス

作家レン・デイトンが「007」へのアンチテーゼとして執筆したスパイ小説「イプクレス・ファイル」は『国際諜報局』(65)として映画化され、主人公ハリー・パーマーを演じたマイケル・ケインを一躍スターにした。労働者階級出身、黒縁メガネで料理好きと、ジェームズ・ボンドとは対照的なキャラクターは人気を博しシリーズ化。『キングスマン』がオマージュを捧げた作品としても知られている。そのハリー・パーマーが新たなキャストで57年ぶりに復活!『トレインスポッティング』のジョン・ホッジが初のTVドラマ脚本を手掛け、ジョー・コール(『ピーキー・ブラインダーズ』)、ルーシー・ボイントン(『ボヘミアン・ラプソディ』)、トム・ホランダー(『キングスマン:ファースト・エージェント』)ら豪華キャストで贈るスタイリッシュな英国スパイ・サスペンス。(全6話)


深掘りコンテンツ ースターチャンネル通信ー

ハリー・パーマー 国際諜報局

「007」のアンチテーゼ、"ハリー・パーマー"の歴史とドラマ版が見せる新たな魅力/『ハリー・パーマー 国際諜報局』解説(文/村山章)

「007」へのアンチテーゼとして執筆されたスパイ小説「イプクレス・ファイル」を約57年ぶりに映像化したドラマ『ハリー・パーマー 国際諜報局』について、ライターの村山章さんに解説して頂きました。そもそもハリー・パーマーとはどんな存在なのか、そして本編に登場する2つの映画が提示する意味とはーー?

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ビビる大木さん、天野ひろゆき(キャイ~ン)さん、梅沢富美男さんらメガネ著名人らからのコメントはこちら>>


あらすじ

1963年ロンドン、陸軍軍曹ハリー・パーマーは軍法違反を犯し刑務所で服役していた。その頃、核兵器開発に関わっていた英国人教授が誘拐され、救出作戦に動き出した特別諜報機関W.O.O.C.のドルビーは誘拐に関与していると見られる男と写真に写っていたパーマーに情報提供を依頼する。パーマーは服役免除を条件に捜査に協力することに同意し、ドルビーの下で諜報員となり男と接触するためベルリンに向かうが…。

『ハリー・パーマー 国際諜報局』人物相関図>>

イントロダクション

「007」へのアンチテーゼ的な主人公を描いた人気スパイ小説を57年ぶりに映像化!

1965年にマイケル・ケインが主人公ハリー・パーマーを演じ大ヒットした『国際諜報局』の原作で、世界で1000万部のベストセラーとなったレン・デイトンのスパイ小説「イプクレス・ファイル」を57年ぶりに新たに映像化。『国際諜報局』は当時先にヒットしていた「007」シリーズのジェームズ・ボンドと対照的なキャラクター設定の主人公を描き大ヒット。BAFTA(英国アカデミー賞)作品賞などを受賞しシリーズ化された。その後『オースティン・パワーズ』ではパロディ化され、『キングスマン』では主人公の名、黒縁メガネと傘などハリー・パーマーにオマージュを捧げており、多くのスパイ映画に影響を与えている。本作は『トレインスポッティング』で英国アカデミー賞脚色賞を受賞したジョン・ホッジが初めてTVドラマの脚本を手掛け、『ブラック・ミラー』のジェームズ・ワトキンスが監督を務める。全6話の尺を活かし主要キャラクターの人物像をたっぷり深掘りし、映画版では描かれなかった数々のシーンを映像化。2022年3月6日英ITVで放送を開始した、映画版を超えた壮大なスケールのスパイ・サスペンスが早くも日本初上陸!

ジョー・コール、ルーシー・ボイントン、トム・ホランダーら豪華英国キャストの共演!

新ハリー・パーマー役に抜擢されたのは『ピーキー・ブラインダーズ』で強烈なインパクトを残した注目の俳優ジョー・コール。彼は頭脳明晰で料理好き、シニカルだが冷酷ではない労働者階級出身のハリーをマイケル・ケインとは違うアプローチで演じている。ジーン役には『ボヘミアン・ラプソディ』のルーシー・ボイントン。映画版では助手に過ぎなかったジーンだが本作では男性優位社会で活躍する優秀な女性スパイとして描く。60年代のファッションに身を包んだ彼女のクール・ビューティーも必見!そして彼らを率いる上司のドルビー役に『キングスマン:ファースト・エージェント』のトム・ホランダー、CIAエージェント、マドックス役にアシュリー・トーマス(『ゼム』)とイギリスの豪華スターの共演に注目!

深掘りしたハリー・パーマー像、マイケル・ケイン版へのオマージュ、映画で描かれなかったシーンの映像化でスケールアップ!

本作ではハリー・パーマーがかつて朝鮮戦争に従軍していたことや離婚を望んでいる妻がいること、軍法違反行為で投獄されるまでのエピソードなど、映画版では描かれなかった彼のバックグラウンドが詳しく描かれ、人物像により一層深みが与えられている。ジーン・コートニーも60年代の女性が持っていたであろうリアルな葛藤を抱えた深みのあるキャラクターに。さらに米国が原爆実験を行う太平洋環礁の島やベルリンの壁、ベイルート、フィンランドなど舞台が世界にまたがりスケール感が大幅にアップしている点も魅力の1つ。一方で映画版へのオマージュとされるオープニングシーンや、パーマーのコーヒーの淹れ方、象徴的なカメラアングルなど、映画版から踏襲した点も多く、パーマーのアイコニックな黒縁メガネや、女性好きでユーモラスなキャラクター像はもちろん健在!新旧見比べをしても楽しめる。

2022年1番の話題作に世界が注目!続編への期待も!!

本国ITVの放送が始まる前から日本のほか米国、オーストラリア、香港、インド、インドネシア、マレーシアでの放送・配信が既に決定しているという異例の注目度で、まさに世界が待ちわびている2022年1番の話題作。製作総指揮のウィル・クラークはハリー・パーマーシリーズの原作本の残り3本についてもドラマ化の権利とキャラクター権を取得済みと明かしており、シリーズの継続が大いに期待できる。

エピソード

ハリー・パーマー 国際諜報局 #5

ハリー・パーマー 国際諜報局 #5

第5話「拷問」…キャスカート将軍はケネディ大統領から中性子爆弾計画を中止するとの通達を受けひどく失望し、マドックスに危険な提案をする。その頃、放心状態のドーソン教授が研究所に帰還する。パーマーは米軍から中国軍に引き渡され得体のしれぬ激しい拷問を受ける。ドーソン教授の聞き取り調査を行なっていたジーンはパーマーが所持していたメモに書かれていた「IPCRESS」の意味を解明し、ある行動に出る…。

キャスト&スタッフ

監督
  • JAMES WATKINSジェームズ・ワトキンス
出演
ジャンル サスペンス / ドラマ
本編時間 [字]52分
[吹]52分
制作 2022年 イギリス

キャスト&スタッフ

  • ハリー・パーマー,ジョー・コール,安元洋貴

    ハリー・パーマー

    演:ジョー・コール
    声:安元洋貴

    英陸軍軍曹。労働階級出身だが頭脳明晰で狡猾かつユーモラス。朝鮮戦争に従軍後、西ベルリンに配属。軍物資の横流しが見つかり投獄されるがドルビーと取り引きし服役免除を条件に彼の下で諜報員になる。離婚協議中の妻あり。

    ジーン・コートニー,ルーシー・ボイントン,長尾明希

    ジーン・コートニー

    演:ルーシー・ボイントン
    声:長尾明希

    ドルビーの部下の諜報員。オックスフォード大出身のエリートでキャリア志向だが、家族や婚約者は彼女がBBCでお茶汲みをしていると思っており、結婚して専業主婦になることを望んでいる。

    ウィリアム・ドルビー,トム・ホランダー,上田燿司

    ウィリアム・ドルビー

    演:トム・ホランダー
    声:上田燿司

    特別諜報機関W.O.O.C.のトップでベテランのスパイ。パーマーの頭脳明晰ぶりを買い彼を刑務所から出してミッションに参加させる。第二次大戦中、日本で捕虜になり長崎の原爆を目撃した過去がある。

    ポール・マドックス,アシュリー・トーマス,小野寺悠貴

    ポール・マドックス

    演:アシュリー・トーマス
    声:小野寺悠貴

    コートニーが西ベルリンのミッションに関連してコンタクトするCIAエージェント。ロンドンの米大使館に配属。

    チコ,ジョシュア・ジェームズ,高坂宙

    チコ

    演:ジョシュア・ジェームズ
    声:高坂宙

    ハリーとジーンの同僚の諜報員。

    ストーク大佐,デヴィッド・デンシック,樫井笙人

    ストーク大佐

    演:デヴィッド・デンシック
    声:樫井笙人

    表向きはソ連大使館の第三次官だが、米英は彼をソ連軍参謀本部情報機関の人間で西側で諜報活動をしているスパイの中で最も階級の高い人物と見て注視している。

  • 脚本・製作総指揮 ジョン・ホッジ(『トレインスポッティング』)
    製作総指揮 ウィル・クラーク(『ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』)
    監督 ジェームズ・ワトキンス(『ブラック・ミラー』)

ムービー

予告編

スタッフ&キャストが語る撮影の舞台裏

ジョー・コールが語るハリー・パーマーの魅力

トム・ホランダーが語るウィリアム・ドルビーの魅力

ルーシー・ボイントンが語るジーン・コートニーの魅力

ジェームズ・ワトキンス監督&ジョー・コールが語るハリー・パーマーの魅力

華麗なる60年代衣装デザインの舞台裏

相関図

ハリー・パーマー 国際諜報局 相関図

コメント

『ハリー・パーマー 国際諜報局』コメント一覧
※敬称略 ※順不同



よく見ると、ハリー・パーマーはとても鋭い目をしているので、その辺を少し意識しました。
よくできたドラマです。

魔夜峰央(漫画家)


嘘だろ?昔からスパイは、クールで2枚目で口数少なくてガタイいいと決まってる
それがクロブチメガネで料理好きで、ユーモアがある
それじゃ俺がスパイやってるってことかぁ?
面白そうだなぁ~
何?言い忘れましたが
小太りじゃなくて、頭脳明晰です!って
じゃあ、ちょっと違うか

天野ひろゆき(キャイ〜ン)(お笑い芸人)


誰が悪党なのか!?誰が正義なのか!?そもそも正義なんてあるのか!?
誰を信じて良いのか分からなくなる怖さ。
娘が「ママ!ダディがアイスクリーム食べてるよ!」と、内緒のはずが裏切られた。
我が家にもスパイがいる!

ビビる大木(お笑い芸人)


秘密兵器なし!派手なアクションなし!
黒縁眼鏡の労働者階級出身で007みたいなスーパーマンじゃない
はっきり言って地味だ。
でも、そこがいい!これぞリアルなスパイ映画
地味さがじわじわ面白くなってくる。見ればきっと沼にはまります。

梅沢富美男(俳優)


誰が敵で誰が味方かわからない緊張感が最後まで続く見応えのあるスパイドラマ。
黒縁メガネがクールなハリー・パーマー。ジーン・コートニーの美しさ。
1960年代のイギリスは何て魅力的なんでしょう!

中村松江(歌舞伎俳優)


反ジェームズ・ボンドな黒縁眼鏡のハリーが、人権や働き方に敏感にならねばならない現代にフィットする妙。
上流階級出身の才色兼備な諜報員ジーンが、ジャッキー・ケネディ風のカラフルな60年代ファッションで突出して際立ち、
周囲を優雅に魅了する違和感の痛快さはやみつきになります。
新しいファッションアイコン誕生の兆しを感じます。

中野香織(作家/服飾史家)


なんだろう、この面白さ。あっさり淡々とした描き方とテンポが次第に重厚なコクを生み出し、
まるで名店のコンソメスープを味わったかのような満足感。
ヒーロー的でない主人公が国際諜報合戦に巻き込まれていく展開に興奮!

白央篤司(ドラマ好きフードライター )


元祖黒縁眼鏡スパイのパーマーが今作で掛けているのは、知的でシャープな横長スクエア。
そこに無骨な幅広テンプルがついた意外性のあるデザインが、飄々とした彼のキャラクターに絶妙マッチ!
新たな眼鏡アイコンの登場を嬉しく思います。

伊藤美玲(眼鏡ライター)

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