作品解説
西部の町を訪れた法執行官と町を牛耳る女ボス。対立を深める一方で、次第に惹かれ合ってゆく男と女の宿命を描いた西部劇。
低予算作品を中心に活躍し、カルト的な人気を集めたサミュエル・フラー監督が、ある町を訪れた法執行官と４０名の荒くれ者を従える女ボスの愛憎入り混じる関係を描いた西部劇。女ボスと手下たちが彼方から疾走してくる冒頭の映像に始まり、迫力ある西部の風景や陰影を強調した緊迫感あふれる映像がドラマを盛り上げる。劇中に歌を取り入れ、特撮を用いて激しい竜巻を描写するなど、随所に工夫が凝らされている。
ストーリー
力が物を言う西部開拓時代のアメリカ、アリゾナのコーチス郡。そこは女ボス、ジェシカが牛耳る町。彼女は大牧場を経営するかたわら、賄賂で政治家を手なづけ、４０人の荒くれ者どもからなる武装集団を従えていた。ある日、二人の兄弟と共にこの町へやってきたグリフは、保安官助手に協力し町で暴れていた男の逮捕に貢献する。ところが、その男がジェシカの弟だったことから、保安官助手は彼女の手下に殺されてしまい…。
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