第二次大戦における北アフリカ戦線エル・アラメインの戦いを、ドイツ軍とともに戦ったイタリア軍側の視点から描いた戦争ドラマ。生存者の証言や当時の記録をもとに、リアリティたっぷりに再現された過酷な戦場描写は見どころのひとつ。劣悪な環境と淡々とした自然の非情さも、息を呑むような臨場感とともに描かれる。イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では、撮影賞を含む３部門を受賞した。

１９４２年、北アフリカ戦線にひとりの学生志願兵セッラが到着した。負傷兵が次々と戦線離脱をする戦闘の最前線では、兵士の数も物資も何もかもが足りていない。炎天下の砂漠地帯にも関わらず、一日に与えられる水の量までも制限され、洗い物は砂漠の砂で行わなければならない。陣地には砲弾が降り注ぎ、それでも反撃どころか耐え忍ぶことしかできない状況。そんな過酷な最前線の中、セッラは厳しい戦いに身を投じてゆく。

• ENZO MONTELEONEエンゾ・モンテレオーネ

• PAOLO BRIGUGLIA パオロ・ブリグリア
• PIERFRANCESCO FAVINO ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ
• EMILIO SOLFRIZZI エミリオ・ソルフリッツィ
• LUCIANO SCARPA ルチアーノ・スカルパ
• THOMAS TRABACCHI トマ・トラバッチ