ピアース・ブロスナン主演のサスペンス。大富豪でありながら美術品窃盗に手を染める男と保険会社の女性調査員の駆け引きを描く。
美術品窃盗専門の犯罪者という隠されたもうひとつの顔を持つ資産家が、保険会社の美人調査員と危険な駆け引きを繰り広げるサスペンス。スティーヴ・マックィーン主演の『華麗なる賭け』が、およそ３０年の歳月を経て現代的にリメイクされた。製作も兼任しているピアース・ブロスナンが演じることで、スタイリッシュにアレンジされているのも特徴。オリジナル版でヒロインを務めたフェイ・ダナウェイが出演している点にも注目。

ニューヨークに住む大富豪の実業家、トーマス・クラウン。何不自由ない生活を送る彼には、ある秘密が隠されていた。それは彼の道楽にある。彼の道楽とは、美術館から人を傷つけずスマートに美術品を盗み出すことだった。ある日、美術館から時価１億ドルのモネの絵画が白昼堂々盗まれてしまう。現場にはニューヨーク署の刑事のほか、保険会社から派遣された敏腕の女性調査員キャサリンらが駆け付け、絵画を巡る捜査が開始される。そんな中、キャサリンは大胆にも現場に居合わせた大富豪のクラウンが真犯人だと指摘するのだが…。