作品解説
カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いたヴィム・ヴェンダース監督によるロードムービーの名作。放浪する男の家族との再会と別れを描く。
ヴィム・ヴェンダース監督がサム・シェパードの脚本を基に家族を失いさまよう男を描き、ロードムービーの頂点を極めた名作。愛に深く傷ついた男の心象を、荒涼としたアメリカ西部の原風景に投影させ、“マジックミラー越しの再会”など人と人との関係性を象徴する描写には息をのむ。ライ・クーダーが演奏するスライド・ギターの音色は、作品が持つ寂寥感を際立たせている。カンヌ国際映画祭では最高賞のパルムドールに輝いた。
ストーリー
4年前に失踪した中年男トラビスが、テキサスで発見された。弟のウォルトは妻アンヌと暮らすロサンゼルスの自宅に、記憶喪失の彼を連れて行く。そこにはトラビスの7歳になる息子ハンターが同居していた。ぎこちない再会を経て、ふたりの間に次第に親子の感情が蘇る。そしてトラビスは行方不明の妻ジェーンを探すため、ハンターを連れて旅に出る。
★カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞。
キャスト&スタッフ
監督
- WIM WENDERS ヴィム・ヴェンダース
出演
- HARRY DEAN STANTON ハリー・ディーン・スタントン
- NASTASSJA KINSKI ナスターシャ・キンスキー
- HUNTER CARSON ハンター・カーソン
- DEAN STOCKWELL ディーン・ストックウェル
- AURORE CLEMENT オーロール・クレマン
監督・出演者 関連作品
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ナスターシャ・キンスキーホテル・ニューハンプシャー
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ハリー・ディーン・スタントンエイリアン/ディレクターズ・カット
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