自らもベトナム戦争への従軍体験を持つオリヴァー・ストーン監督が、『プラトーン』『7月4日に生まれて』に続き、ベトナム人側からの視点で戦争の悲劇を描いた、“ベトナム戦争三部作”の三作目。戦争に運命を翻弄されながらも米兵と結婚してアメリカに渡り、逞しく生き抜いたベトナム人女性の自伝を基に、壮大なスケールで激動の半生を綴る。トミー・リー・ジョーンズ演じる米兵とのロマンスが、切なくほろ苦い余韻を残す。

1949年のインドシナ。ベトナム中部の小さな村で未熟児の女の子が生まれ、レ・リーと名付けられた。やがてリーが10代になった頃、ベトナム戦争が勃発。2人の兄はベトコンに身を投じ、リーもベトコンのスパイとなって働くが、二重スパイの汚名を着せられたために、リーは母親と共に故郷を捨てサイゴンへ。そこで米兵のスティーブと恋に落ちた彼女は、彼と共に渡米。生まれて初めての幸福を手に入れるが…。

• OLIVER STONEオリヴァー・ストーン

• HIE THI LE ヘップ・ティー・リー
• TOMMY LEE JONES トミー・リー・ジョーンズ
• JOAN CHEN ジョーン・チェン
• HAING S. NGOR ハイン・Ｓ・ニョール
• DEBBIE REYNOLDS デビー・レイノルズ