マリとユリ

ハンガリーの女性監督メーサーロシュ・マールタによる人間ドラマ。辛い結婚生活を送る2人の女性を厳しくも誠実な眼差しで描く。

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解 説

1975年に女性監督として初めてベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。現在、世界的に再評価が進んでいるメーサーロシュ・マールタによる初期の監督作。家父長制の残る1970年代のハンガリーを舞台に、結婚生活に絡めとられた2人の女性の連帯を厳しくも誠実に見つめてゆく。偏狭な夫との関係に悩むマリ役に『彼女について私が知っている二、三の事柄』のマリナ・ヴラディ。共演はメーサーロシュ監督作の常連俳優リリ・モノリ。

あらすじ

1970年代のハンガリー。偏狭な夫との関係に悩む中年女性マリは、工場の寮に住み込み、夫とは別居状態となっている。一方、工場で働く若い女性ユリは、夫のアルコール依存に悩んでいた。お酒を飲むと夫は別人のようになってしまうのだ。共に辛い夫婦生活を送っている2人は、必死に乗り越えようと慰めを求め合う。やがて、お互いが抱えている葛藤を知ったマリとユリ。2人はそれぞれの人生を歩むため、ある決断を下すのだった。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ
本編時間 100分
制作 1977年 ハンガリー
原題 OK KETTEN
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