フィルム時代の愛

16mmフィルムとデジタルと有名映画からの流用映像のシャッフルで問う「フィルム時代愛」とは一体何か?難解で手強い実験映画。

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解 説

中国朝鮮族出身の張律監督。中韓日を舞台にアートフィルムを撮ってきた東アジアの巨匠が放った実験映画。元はソウル老人映画祭オープニング作品用にデジタルで撮った、韓国映画界を代表する新旧名優が共演する短編作品だったが、それでは不足だ、役者はもう来なくていいから、と追加撮影をフィルムでして長編化した。フィルムの傷、色褪せ、枯れ感、その味わいは、老人と似ている。今では過ぎ去ってしまったフィルム時代への追憶。

あらすじ

精神科病院の祖父を見舞う孫娘。祖父は清掃員の女性に恋慕していて差し入れのリンゴを渡そうとしつこく迫る。と、いう映画の撮影で、照明担当が「これで愛が撮れたと言えるのか!」とゴネ始め、フィルム缶を奪って逃走。[第二部]第一部のロケ病院の内観を16mmフィルムで撮る。[第三部]出演俳優の代表作『殺人の追憶』『ペパーミント・キャンディー』などの映像再利用。[第四部]第一部の台詞を無人の風景映像と合わせ聞かせる。

監 督

出 演

ジャンル その他
本編時間 71分
制作 2015年 韓国
原題 LOVE AND...
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