イントロダクション
デンゼル・ワシントン&アンジェリーナ・ジョリー主演、映画『ボーン・コレクター』をドラマ化!
日本では1999年に劇場公開された映画『ボーン・コレクター』。デンゼル・ワシントン扮するベッドに寝たきりの刑事リンカーン・ライムが、アンジェリーナ・ジョリー扮する若き女性刑事アメリア・ドナヒーとタッグを組み、犯人を追い詰めていくという刑事アクションで、アンジェリーナ・ジョリーがブレイクするきっかけともなった一作だ。この映画をTVドラマ化した本作の製作には、映画『グッド・ネイバー』の脚本を手掛けたマーク・ビアンクリ、ドラマ『JUSTIFIED 俺の正義』や『S.W.A.T.』の脚本を執筆したVJ・ボイドが企画・脚本・製作総指揮として参加。他にも、『CSI: マイアミ』や『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』のバリー・オブライエンが製作総指揮として名を連ねている。
現代技巧派ミステリーの第一人者とも言われるジェフリー・ディーヴァーが生み出した、リンカーン・ライム・シリーズが原作!
映画『ボーン・コレクター』、ドラマ版『リンカーン 殺人鬼ボーン・コレクターを追え!』ともに、原作はジェフリー・ディーヴァー著のリンカーン・ライム・シリーズだ。1950年にシカゴで生まれたジェフリー・ディーヴァーは、雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となった異色の経歴の持ち主。リンカーン・ライム・シリーズだけでなく、スピンオフの“人間嘘発見器”キャサリン・ダンス・シリーズも、世界中でベストセラーになっている。日本の各種年末ミステリー・ランキングでも毎年のように上位にランクインする、現代技巧派ミステリーの第一人者だ。リンカーン・ライム・シリーズはこれまでに14作発表されており、1作目の「ボーン・コレクター」以外にも、「魔術師」、「ウォッチメイカー」、「ソウル・コレクター」、「ゴースト・スナイパー」、「スキン・コレクター」などが人気で、アメリカではシリーズ15作目となる「The Midnight Lock(原題)」が2021年に発表されている。
TV『GRIMM/グリム』のハンク・グリフィン役を演じたラッセル・ホーンズビーが難役に挑戦!
2018年に米業界誌Varietyによる“今注目の俳優10人”に選ばれたラッセル・ホーンズビー。舞台出身のラッセル・ホーンズビーは、TVシリーズ『GRIMM/グリム』のハンク・グリフィン役でドラマファンにはおなじみの顔だが、映画においても、『フェンス』でのライオンズ役で映画俳優組合(SAG)賞にノミネートされたほか、『ヘイト・ユー・ギブ』でのマーヴェリック・カーター役で全米各地の映画批評家協会賞にノミネートされた経験を持つ実力派俳優として知られている。
本作では、『フェンス』で共演したデンゼル・ワシントンが演じた役を再現することになったラッセル・ホーンズビー。本作のリンカーン・ライム役の打診を受けた時、役者としての挑戦という意味で役に魅力を感じたという。舞台出身の彼は、舞台学校で学び、舞台経験を20年積み、常に役者としての大きな挑戦を求めていた。特に、有色人種の男性、黒人男性として物事を考える人物を演じること、しかも、体の自由がきかない人物を演じることは、重要なことと捉えたと語っている。
リンカーン・ライムというキャラクターは四肢麻痺の状態で首から上を駆使した演技が必要なうえに、セリフはとても細かく専門的で難しい役どころだ。しかし、舞台経験が豊富なラッセル・ホーンズビーは、その経験を存分に活かせたという。舞台では、声の音や質、イントネーション、言葉の使い方や内容などが大切な要素とされるため、それをそのままリンカーン・ライム役にも投影し、専門的で量が多いセリフについても、役柄同様に写真のような正確な記憶力を持っていた彼は、脚本上のセリフに目を通して、何回かそれを練習しただけですぐ本番で演じることができたという。四肢麻痺の演技に関しては、リンカーン・ライムの動作についてアドバイスするコンサルタントの指導により忠実に再現することができたそうだ。
リンカーン・ライムとタッグを組むアメリア・サックス役をつとめるのは、ドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』や『呪怨 パンデミック』のアリエル・ケベル。さらに本作では、『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』のマイケル・インペリオリ、『ミリオンダラー・ベイビー』のブライアン・F・オバーンなどの実力派俳優が脇を固めている。