作品解説
ヴェネチア国際映画祭審査員大賞に輝いたディストピアスリラー。貧富の格差に対する抗議運動が、社会秩序の崩壊を引き起こす。
『或る終焉』でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞したミシェル・フランコ監督が贈るディストピアスリラー。格差が極限まで拡大した近未来のメキシコを舞台に、追い詰められた市民の暴動が軍事クーデターを誘発。混乱と社会秩序の崩壊を引き起こしてゆく姿を、ブルジョアの家庭に育った女性の目線でリアルかつ冷徹な筆致で描き出す。ヴェネチア国際映画祭では審査員大賞に輝きながらも、各国の映画祭で賛否両論を巻き起こした問題作。
ストーリー
念願の結婚パーティーを迎えたマリアン。裕福な家庭に育った彼女を祝うため、政財界の名士たちが豪邸に集っていた。ところが、そのすぐ近くでは、貧富の格差に対する抗議運動が暴徒化。マリアン宅にも暴徒が押し寄せ、華やかな宴は一転、殺戮と略奪の地獄絵図と化していく。辛くも難を逃れたマリアンを待ち受けていたのは、軍部による武力鎮圧と戒厳令だった。通信網は遮断され、法と秩序は崩壊。幸せな日常は悪夢へと一変する…。
★ヴェネチア国際映画祭 審査員大賞 (ミシェル・フランコ)
キャスト&スタッフ
監督
- MICHEL FRANCO ミシェル・フランコ
出演
- NAIAN GONZALEZ NORVIND ナイアン・ゴンサレス・ノルビンド 京花優希(吹替)
- DIEGO BONETA ディエゴ・ボネータ 伊藤有希(吹替)
- MONICA DEL CARMEN モニカ・デル・カルメン 新井笙子(吹替)
- FERNANDO CUAUTLE フェルナンド・クアウトレ 川田祐(吹替)
- ELIGIO MELENDEZ エリヒオ・メレンデス 阿部竜一(吹替)
監督・出演者 関連作品
- 関連作品はありません