作品解説
スサンネ・ビア監督による愛の物語。事故の被害に遭ったカップルと加害者の立場となった夫婦が、許されない恋に陥る姿を描く。
『未来を生きる君たちへ』でアカデミー外国語映画賞に輝いたスサンネ・ビア監督がその8年前に発表し、一躍その名を高めた愛の物語。カメラは手持ち、照明は使わず、ロケーション撮影を行うなどを徹底した映画運動ドグマ95に則って製作。交通事故で負傷した男性の恋人が、加害女性の夫に救いを求め、被害者カップルと加害者夫婦、それぞれの内面に深く踏み込んでゆく。マッツ・ミケルセンが不倫の愛に身を焦がす男性を好演した。
ストーリー
結婚を控えているセシリとヨアヒムのカップル。ある日、セシリの目の前でヨアヒムが車に撥ねられ、一命を取り留めるものの全身不随となってしまう。自暴自棄になった彼は心を閉ざし、献身的に介護しようとするセシリに冷たくあたる。ヨアヒムを轢いた車を運転していたマリーの夫で医師のニルスは、セシリの精神的ケアをするように。次第に2人は惹かれあい、愛しあう仲となる。その関係にマリーが気づき、4人の関係は混迷する…。
キャスト&スタッフ
監督
- SUSANNE BIER スサンネ・ビア
出演
- SONIA RICHTER ソニア・リクター
- MADS MIKKELSEN マッツ・ミケルセン
- NIKOLAJ LIE KAAS ニコライ・リー・カース
- PAPRIKA STEEN パプリカ・スティーン
- STINE BJERREGAARD スティーネ・ビェルレガード
監督・出演者 関連作品
-
マッツ・ミケルセンアナザーラウンド
-
ニコライ・リー・カースライダーズ・オブ・ジャスティス