作品解説
名匠エットーレ・スコラによる究極の“大家族モノ”。貧困問題を生々しく、かつユーモアを散りばめ描き、カンヌで監督賞に輝く。
『ラ・ファミリア』や『星降る夜のリストランテ』で知られる、イタリアの名匠エットーレ・スコラ監督作。人情味のある作品も多いスコラ監督だが、本作は、貧困家庭の日常に起きる様々なドラマを生々しく描いて問題提起した、究極の“大家族モノ”であり、本作でスコラは第29回カンヌ映画祭監督賞を獲得した。また、主演を務め、大家族の外道オヤジ役をとことんゲスに演じきったニーノ・マンフレディの演技も高く評価されている。
ストーリー
ローマのスラム街のバラックに住む超大家族。仲の悪い熟年夫婦とその子供たち孫たち、父の老母、謎の居候たちが一つ屋根の下でザコ寝しながら、貧しく、不潔で、荒んだ生活を送っている。父親は特にろくでもない奴で、ヘソクリを一人貯め込む、それを家族の誰かが盗んだと決めつけて銃撃、息子の嫁には手を出し、惚れた娼婦を家に連れ込み公然と同居し始める等、まさに外道!ついに妻を筆頭に家族はこの父親を殺すことを決意する!
★カンヌ国際映画祭監督賞(エットレ・スコーラ)受賞。
キャスト&スタッフ
監督
- ETTORE SCOLA エットーレ・スコラ
出演
- NINO MANFREDI ニーノ・マンフレディ
- LINDA MORETTI リンダ・モレッティ
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