『赤と黒』でも文豪スタンダールの映画化作品に主演したジェラール・フィリップの古典ロマンス。１９世紀初頭のイタリアを舞台に、男女の美しくも切ない恋模様と人生が描かれる。同名小説は、リアリズム文学の初期作品として、多くの小説家に影響を与えた。初公開時には本国フランスで年間興行収入１位のヒット作となり、ロカルノ国際映画祭では最優秀撮影賞を受賞している。監督は『花咲ける騎士道』のクリスチャン＝ジャック。

１８１５年、ナポリからパルマ公国へと戻った青年ファブリス。刑務所所長の娘クレリアは、宮廷のパーティーで彼に一目惚れする。ところが、ファブリスは喧嘩の相手を刺し、投獄されてしまう。彼を愛するクレリアは秘かに独房を訪れ、２人は惹かれあってゆく。しかし、裁判でファブリスに言い渡された判決は禁錮２０年。幽閉されたファブリスの出獄を巡って、監獄の外では様々な思惑が働くことになるのだが…。

• CHRISTIAN-JAQUEクリスチャン＝ジャック

• GERARD PHILIPE ジェラール・フィリップ
• RENEE FAURE ルネ・フォール
• MARIA CASARES マリア・カザレス
• LOUIS SALOU ルイ・サルー
• TULLIO CARMINATI トゥリオ・カルミナティ