幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形

日本映画史に名を残す怪奇映画三部作『血を吸う』シリーズ第一弾。古い屋敷を舞台に、血を求めて彷徨う謎の美女が恐怖を呼ぶ。

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形 場面写真

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解 説

日本の怪奇映画史に燦然と輝く『血を吸う』三部作の第一弾。曰くつきの古い屋敷を舞台に、謎の美女を巡って巻き起こる恐怖を描く。日本の伝統的な怪談ものに西欧的な怪奇映画のテイストを取り入れた本作を手掛けるに当たり、山本迪夫監督は『ローズマリーの赤ちゃん』や『吸血鬼ドラキュラ』を参考にしたと言われる。根底に流れる戦争の悲劇が、物語の厚みを増している。血を求めて彷徨う美女・夕子を演じた小林夕岐子がはまり役。

あらすじ

海外出張から帰国した和彦は、山奥の古い屋敷に暮らす恋人・夕子に会いに行く。ところが、夕子の母・志津から聞かされたのは夕子が事故死したという事実だった。その夜、庭を徘徊する夕子の姿を目撃した和彦は、後を追う。数日後、消息を絶った和彦の行方を捜して和彦の妹・圭子が恋人の浩と共に屋敷を訪れる。だが、2人を迎えた志津は、和彦が既に帰ったと告げる。その言葉に疑惑を抱いた2人は、屋敷で一夜を過ごすのだが…。

監 督

出 演

ジャンル ホラー / サスペンス
本編時間 73分
制作 1970年 日本
原題
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