ブリキの太鼓

カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したドラマ。3歳で自らの成長を止めた少年の視点から、ポーランドの激動の時代を描く。

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解 説

ドイツ映画界の鬼才フォルカー・シュレンドルフ監督が、ノーベル文学賞作家ギュンター・グラスの処女小説を映画化した異色のドラマ。第一次世界大戦と第二次世界大戦の間のポーランドのダンツィヒ(現在のグダニスク)を舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年の視点から見た大人たちの狂態と、やがてナチスに呑み込まれてゆく激動の時代が描かれる。アカデミー賞では外国語映画賞、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールに輝いた。

あらすじ

ポーランドの港町ダンツィヒ。3歳の誕生日を迎えた少年オスカルは、母からブリキの太鼓をプレゼントされる。母アグネスはドイツ人の父アルフレートと結婚していたが、従兄のポーランド人ヤンと不倫の関係を続けていた。そんな大人たちの醜い世界に嫌気がさしたオスカルは、階段を落ちることで自ら成長を止める。同時に“太鼓を叩きながら奇声を上げると、周囲のガラスを粉々に破壊する”という超能力が彼に備わるのだった…。

★アカデミー外国語映画賞。★カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / ヒューマン
本編時間 144分
制作 1979年 西ドイツ=フランス
原題 DIE BLECHTROMMEL
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