初恋（１９５１）

無名時代のオードリー・ヘプバーンがバレエを披露した貴重な作品。独裁政権打倒の政治的陰謀に巻き込まれたヒロインが苦悩する。

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解説

無名時代のオードリー・ヘプバーンが、ハリウッドに招かれて『ローマの休日』でブレイクする以前に出演した映画ファン必見の作品。第二次世界大戦前のロンドンを舞台に、政治的陰謀に巻き込まれたヒロインの葛藤を描く。元々バレリーナを目指していたオードリーだが、本作ではヒロインの妹を演じてバレエを踊る貴重な姿を披露。その初々しくしなやかな演技は、後の“銀幕の妖精”を予感させる華やかさに満ち溢れている。

あらすじ

１９３０年。マリアとノラの姉妹は、反体制活動家の父により独裁国家からロンドンの知人の元へ送られてくる。間もなく、独裁政権の手にかかって父が死亡。７年後、マリアは抵抗活動を続ける元恋人のルイと再会する。だが、独裁者ガルバーン将軍の暗殺を目論むルイは、マリアに爆弾の運搬を依頼。ロンドンを訪れるガルバーンの歓迎会でノラがバレエを披露することになっており、姉のマリアであれば会場に入れるというのだが…。