『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督が、デンマーク時代に撮った初期作品。暴力衝動を募らせる男の葛藤を描くパートと、映画マニアの男が現実世界での恋愛に飛び込もうと奮闘するパート、対照的な2つのドラマが展開される。『ヴァルハラ・ライジング』をはじめとするレフン監督作に多数出演しているマッツ・ミケルセンが内気なレニーを好演。青春を引きずる男たちの姿が、粋な会話と音楽に合わせて描かれてゆく。

コペンハーゲンのレンタルビデオ店で働くレニーは、気になる女性レアに思いきって声をかけデートの約束にこぎつけるも、直前でひるんでしまう。一方、友人のレオは、恋人のルイーズから妊娠を知らされ情緒不安定に。父親になるプレッシャーを募らせてゆく彼は、やがてルイーズに暴力を振るうようになる。それを知った彼女の兄ルイはレオを痛めつけ返す。次第にレオは精神的に追い詰められ、ついには銃を手にするのだが…。

• NICOLAS WINDING REFNニコラス・ウィンディング・レフン

• MADS MIKKELSEN マッツ・ミケルセン
• KIM BODNIA キム・ボドゥニア
• ZLATKO BURIC ズラッコ・ブリッチ
• LIV CORFIXEN リヴ・コーフィックセン
• CLAUS FLYGARE クラウス・フリーゲレ