太陽

ロシア人のアレクサンドル・ソクーロフ監督が昭和天皇を描く人間ドラマ。終戦の前後を通じて天皇の心の移ろいを繊細に描き出す。

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解 説

昭和天皇を主人公に、1人の人間としての孤独と苦悩を見つめた人間ドラマ。ロシアを代表するアレクサンドル・ソクーロフ監督が、権力者を描いた全4部作構想の3作目にあたる。綿密な歴史的考証と想像力を基に、降伏を受け入れるまでの心情やマッカーサー元帥との関係などが繊細なタッチで描かれる。ふとした表情や仕草に人間味を感じさせる昭和天皇をイッセー尾形が好演。皇后役の桃井かおりとも息の合った共演を見せる。

あらすじ

1945年8月。昭和天皇は疎開した皇后や皇太子たちと離れ、地下待避壕での生活を送っていた。御前会議で本土決戦を提唱する陸軍大臣に対し、天皇は明治天皇の歌を詠み、降伏の用意があることを示唆する。東京大空襲の悪夢にうなされて目を覚ました天皇は、侍従の迎えで占領軍最高司令官であるダグラス・マッカーサーとの会見に向かう。天皇はマッカーサーへ、連合国のどのような決定も受け入れる準備があると告げるのだが…。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / 歴史劇
本編時間 112分
制作 2005年 ロシア=イタリア=スイス=フランス
原題 THE SUN

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