人間がヴァンパイアによって捕獲・管理される近未来世界を舞台に、絶滅の危機に瀕した人間の運命を描くＳＦホラー。

若手監督の作品ながら、“人類が滅亡の危機にあり、ヴァンパイアがそれを管理している”という奇抜な脚本に惚れこんだ、イーサン・ホークやウィレム・デフォーといった個性派俳優が多数出演。斬新な設定やひねりの効いたストーリー展開に加え、光と闇のコントラストが際立つカーチェイスや、銃やボーガンを使用した、迫力満点のバトル・シーンからも目が離せない。

【ストーリー】未知のウィルスによって人類の大半がヴァンパイアになった近未来。人類は捕獲・管理され、血液の供給源として飼育されるようになった。やがて人類の割合は５％にまで下がり、慢性的な血液不足に陥ってしまったヴァンパイア社会。血の欠乏したヴァンパイは凶暴なモンスターに変貌し、殺傷事件を起こしてしまう。製薬会社は代用血液開発を急いでいたが、ある日研究者のエドワードは人間の保護組織と接触し彼らから衝撃の事実を知る。