ブッシュ

問題ばかりを引き起こす放蕩息子からアメリカ合衆国大統領へと登りつめたジョージ・Ｗ・ブッシュの紆余曲折の半生とその人物像をユーモアを交え描いた伝記ドラマ。監督は『プラトーン』のオリヴァー・ストーン。出演は『ノーカントリー』のジョシュ・ブローリンと『スリザー』のエリザベス・バンクス。

【ストーリー】多くの政治家を輩出してきたアメリカの名門ブッシュ家。“Ｗ”（ダブヤ）ことジョージ・Ｗ・ブッシュも後に第４１代大統領となるジョージ・Ｈ・Ｗ・ブッシュの長男として重い期待を背負っていた。ところが父と同じ名門イェール大学に入学したものの、在学中も卒業後も厄介事ばかりを引き起こし、いつしか家名を汚す不肖の息子となり果て、父の期待は弟ジェブにばかり向けられるようになる。それでも、１９７７年にようやく“家業”の政治家を目指す決意を固めたＷは、生涯の伴侶となるローラとの出会いも果たす。その後、８８年の大統領選を目指す父の選挙戦を手伝うことになったＷは、その勝利に貢献。しかし、父の背中はますます遠ざかり、自分の存在はますます小さくなっていくと落胆する。そんなひがみ根性が募る中、Ｗは“お前が大統領になるのだ”とする神の啓示を聞くのだが…。