バウンティ／愛と反乱の航海

英国航海史に残る実際の事件、“戦艦バウンティ号の反乱”を映画化。規律を重んじる艦長とそれに反旗を翻した副艦長との対立を描いた海洋サスペンス・アドベンチャー。監督は『１３デイズ』のロジャー・ドナルドソン。出演は『パトリオット』のメル・ギブソンと『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンス。

【ストーリー】１８世紀、英国海軍戦艦バウンティ号はパンの苗木をタヒチで積み、それを西インド諸島へ輸送するためにイギリスを出航する。ブライ艦長は自分の意に沿わない乗組員に対して厳しい体罰を加える非情で厳格な軍人であり、世界一周の野望を秘める野心家でもあった。南米大陸最南端のホーン岬を抜けてタヒチを目指すバウンティ号だったが、ひどい嵐に遭遇してこれを断念。アフリカ大陸最南端のケープ岬を抜けるルートへ航路の変更を余儀なくされる。やがて一行は目的地タヒチに到着。長期滞在するうちに若い乗組員たちは常夏の楽園で自由な日々を満喫するが、これをブライは厳しく叱責するのだった。そんな中、ついにタヒチを発つ日を迎える。するとブライは世界一周を果たすため、往路で失敗した難関ホーン岬への再挑戦を宣言。これに激しく反発した副艦長クリスチャンは、乗組員たちを率いてブライに反旗を翻すが…。