ダンス・ウィズ・ウルブズ［４時間完全版］

１８６０年代の南北戦争時代のアメリカ西部を舞台に、北軍中尉と先住民たちとの交流を通して失われたアメリカの原風景を壮大かつノスタルジックに描いた西部劇大作。本作は１９９０年製作の劇場公開版に約１時間もの未収録シーンを追加した「４時間完全版」。監督・主演は『フィールド・オブ・ドリームス』のケヴィン・コスナー。共演は『インデペンデンス・デイ』のメアリー・マクドネル。アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞、作曲賞、撮影賞、編集賞、録音賞受賞。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。【ストーリー】１８６３年、南北戦争の激戦地で勇敢に戦い英雄となった北軍中尉ジョン・ダンバーは、殊勲者として勤務地の選択権を与えられる。そして彼が選んだ地は、当時フロンティアの最西端に位置していたダコタのセッジウィック砦だった。そこはバッファローの大群が駆ける手付かずの大自然が広がる荒涼とした大地。ダンバーにとってその荒野こそ一度死にかけた男が生きる地としてふさわしく思えたのだ。そうして彼は独り、愛馬と一匹の野性の狼とともに暮らし始める。そんなある日、彼は馬を盗みに来た先住民スー族の男に出会う。これが辺境の地でダンバーが出会った最初の人間だった。そして翌日、ダンバーがスー族に育てられた白人女性の命を偶然助けたことから、彼らとの交流が始まるが…。