名匠マーティン・スコセッシ監督による壮大な歴史叙事詩。１９世紀半ばのＮＹを舞台に、ギャングの抗争に翻弄される男女を描く。

『タクシードライバー』『グッドフェローズ』などで地元ニューヨークへの愛憎を描き続けたマーティン・スコセッシ監督が、ニューヨークが世界の大都市に成長する前夜、１９世紀半ばの混沌の時代を描いた歴史篇。移民の抗争とギャングの誕生、全米史上に残る大暴動などの血の歴史がエネルギッシュに語られる。ディカプリオがスコセッシと初めて組んだ本作が、『アビエイター』『ディパーテッド』などのコンビ作のスタートとなった。

【ストーリー】１８４６年のニューヨーク。アイルランド系とイタリア系のギャングが対立し、街は荒れていた。幼少のアムステルダム・ヴァロンは、アイルランド系ギャングのボスである父親を敵のボス、ビリーに殺された。それから１５年—。ビリーへの復讐を誓ったアムステルダムはニューヨークに戻ってくるが、そこはビリーの組織に仕切られ腐敗していた。アムステルダムは素性を隠しビリーの組織に潜り込んでいくが…。