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『インダストリー』出演キャスト・HBO®幹部ら製作陣が語るインタビューコメント公開&podcast公開のお知らせ

『インダストリー』
『インダストリー』
 HBOとBBCの共同製作で、第1話の監督をHBOドラマ『GIRLS®/ガールズ』で製作・監督・脚本・主演を務め、エミー賞・ゴールデングローブ賞にて多数ノミネートされたレナ・ダナムが担当し、ロンドンのトップ投資銀行で奮闘するエリート新社会人を描いた最新ドラマ『インダストリー』より、キャスト・スタッフ陣のインタビューコメントを公開。
 さらに、ドラマの内容にちなんで澤円さん(株式会社圓窓 代表取締役)、村田あつみさん(株式会社ラブグラフ Co-founder & CCO)、りょかちさん(コラムニスト)に「社会人1年目 の思い出」を語っていただいたpodcastを公開。
視聴リンク:https://open.spotify.com/show/7kPoezb8oohPEaNHAUnshw?si=ZaO2IlJgRTOrxyMPBte1Nw&nd=1

<出演キャスト・スタッフコメント全文>
2013年、ロンドンの投資銀行に勤めるあるドイツ人青年が浴室で倒れて亡くなった。かつての同僚によれば、彼は直近の2週間に8回も徹夜で仕事をしていたという。HBO®が贈る全8話からなる新ドラマシリーズの核となっているのはこの悲劇的な死だった。本作ではロンドンにある投資銀行で“正社員”の座を奪い合う20代の若者たちの姿を通して、国際金融という生き馬の目を抜くような過酷な世界が描かれている。
イギリスにある本作の制作会社バッドウルフの共同設立者であるジェーン・トランターは語る。
「私たちが過ごしている様々な人生の裏側について考えさせられる話。誰もが一見静かに水面を泳ぐ一羽の白鳥のように見えても、水の下では必死になって足を動かしていることがある。ドラマ制作の面白さひとつはそんな人々の姿を暴き出せること。あの世代の人たちがなぜそこまで身を粉にしてまで働くのか? そこまで働かせる世界ってどんなものなのか?を問いたかった。さらに、そこで彼らがどんな時に喜びや挫折を感じているのか、ひいては広く私たちのカルチャーとは一体何なのかということも。だからタイトルを『Industry』にした」
 トランターは自らのアイデアをロサンゼルスにいる仲間のライアン・ラスムッセンに打ち明けた。ラスムッセンはそれをミッキー・ダウンとコンラッド・ケイのふたりに相談する。大学の同級生でありロンドンの銀行を2社勤めた経歴を持ち、よく似たような経験やエピソードがあったことからふたりは新たに脚本家として本作に参加することとなった。「幸いだった」とトランターが言うように、この新たなふたりのアイデアや視点はまさに彼女とHBO幹部のケイシー・ブロイスが探し求めていたものだった。
「新たな脚本家を起用して、出演者も主に演劇学校を出たばかりの新たな顔ぶれを揃えて、新進気鋭の演出家たちにメガホンを取ってもらうことでこれがみんなにチャンスを与える機会になると同時に、その新鮮さがドラマ自体にも反映されると考えた」
 ダウンとケイによる新たな視点というのは、大きな金融業界自体をひとつのキャラクタードラマ(性格劇)と捉えるアプローチだった。
コンラッド・ケイは次のように語った。
「僕らにはこだわりがあったんだ。それは証券取引所の立会場を人について学ぶ人類学的な場所として描くアイデアだった。毎日12時間、苛烈な実力主義と強烈なヒエラルキーの渦の中に隣り合って座ることを強制されるのが金融という世界だ。これを忠実に再現出来たら最高に面白いドラマになるはずだと思ったんだ」
 その一方で、これまでにも金融界を舞台にしたドラマが数多くあったことも理解しており、ミッキー・ダウンは次のように語る。
「金融界を舞台にしたものは、a)退屈である――あの世界の話をかなり退屈に感じる人もいる、もしくはb)大抵の場合、上意下達のトップダウン型だけに結局は何か他の物事の派生でしかないという点だ。そこで僕らが面白いと思ったのは、下から上を見ること、若者たちの視点からこの世界を描くことだったんだ。金融というのは、そこに身を置いた瞬間から完全に機能できる人間であることが求められる数少ない職種のひとつだから」
 ダウンとケイはまったくタイプの異なるアンサンブルキャストを創り出した。正社員の座を手に入れられるのはたったのひとりという競争の中で、彼らは起きている時間のすべてが友人でありライバルとなる者同士となる。そして視聴者の心を掴むために、キャラクターたちに感じの良さや実直さは必要ないと考えたのだった。
 ニューヨーク北部の下流中産階級出身のハーパー役を演じるのはマイハラ・ヘロルド。大半のキャストと同様にヘロルドにとっても今回が初の大役への抜擢となった。
「このドラマは大人の世界へと足を踏み入れた若者たちの姿を見つめながら、新参者のあなたならどうするか?と問いかけている。私自身が演劇学校を卒業してこの業界に飛び込んだばかりだから、その辺りの心情はとても容易に理解できた。でもそれが巨額の現金が動くアグレッシブでエネルギッシュな金融業界となると……最初から激しい緊張感があるだけに最高のドラマになっている」
 ハーパーはすぐに同僚のヤスミンと親しくなる。ヤスミンを演じるのはヘロルドと同じく新人女優のマリサ・エイブラ。
「最初に脚本を受け取ったのは、まだ演劇学校の最終学年に在学中だった時。とてもリアルに描かれていてページをめくる手が止まらなかった」
 ヤスミンはロバート(ハリー・ローティー)に会ってすぐに親しみを覚える。ロバートは表面的には容姿に恵まれ、持ち前のカリスマ性で人脈を広げていく社交性溢れる白人青年。
 「多分、ロバートは本当は孤独な自分を隠しているんだと思う。とても繊細で、ただみんなに好感を持たれてうまくやっていきたいだけなんだ」
 デヴィッド・ジョンソンがロバートのルームメートのガスを演じている。他のキャラクターと同様に、ほどなくしてガスもその自信の裏に隠していた弱さが明らかになる。
「このドラマを通じて自分の生き方を模索する若者たちの姿を見てもらえたらいいね。ストーリーには金融の専門用語やちょっと理解しにくい専門的なことも出てくるけれど、本質に描かれているのは人生で歩むべき道を見つけて自分らしく生きようする人々の姿なんだ。野心や夢を抱く人なら誰でも共感してもらえるはずさ」
 ナブザン・リザワンが演じるハリはガスと共に投資銀行部門の上層部で働き始める。
「職場で小馬鹿にされるようなことが起こるんだ。それがまるで罪悪感のように更なるプレッシャーとして圧し掛かり、彼は仕事中毒になってしまうんだ。とにかく必死に働くことでどうにかしたいのに、うまくいかないんだ」
 本作は新入社員たちの上司や先輩たちにもストーリーの幅を広げていく。舞台となるピアポイント社にもヒエラルキーは存在する。そこにいる誰もが自分の置かれた立場と地位を知らなければならないが、同時にそれは常に流動的であることも知っておかなければならない。
ハーパー(マイハラ・ヘロルド)のFX部門の上司であるエリック役を演じるケン・レオンは次のように語る。
「これまでの銀行の文化(カルチャー)が底辺から変化していくんだ。エリックは昔気質で、自分の身は自分で守る、うまくいくなら手段は選ばない、という精神論の持ち主だ。だから銀行の文化(カルチャー)が変化していくことに脅威を感じて最初は猛烈に抵抗するんだ。シーズン1のストーリーが進んでいくうちに次第に彼のそうした姿が明らかになっていくんだ」
 そんなカルチャーの変化の最前線に立つのが、フレイア・メイヴァー演じるハーパーの直属の先輩であるダリアだ。
「ダリアは自分のエゴで動いたり、他者を陥れたりしない、非男性主導型のカルチャーを築こうと変革を求めている。もっと公平で女性らしいアプローチが入り込める余地があると信じている。従来のカルチャーを踏襲する必要なんてないとね」
 ハーパーの同僚ヤスミンは嫌味を浴び、小間使いをさせられながらも、上司であるケニー(コナ・マクニール)と戦っていく。
「ケニーを表すには最悪という言葉以外はふさわしくない」とマクニールは笑う。「彼はロンドン金融界にいる男の典型さ。でも僕にとっては彼もこの残酷な世界で心を病んでしまった犠牲者でもあるんだ。この金融システムに心を壊された男の姿を見事に捉えていると思う。つまり彼はこの世界で働き続けた者の成れの果てというわけさ」
ガス(デヴィッド・ジョンソン)にとっての問題はアナリストのデスクの向こう側に先輩のセオ(ウィル・チューダー)が恋人であることだ。ガスは自らのジェンダーを隠すことなく誇りに思っているが、一方のセオはその正反対だった。
「セオはピアポイント社のストラテジストとしてすでに2年ほど働いているんだよ」とチューダーは言う。「そこにかつてのイートン・カレッジ時代の学友で、当時少しだけ試しに関係を持ったことのあったガスが突如としてやって来るんだ。そのせいでセオの世界のすべてが揺らいでいくんだ」

【放送】BS10 スターチャンネル
【STAR1 字幕版】 3月10日(水)より 毎週木曜23時 ほか
※3月6日(土)13時~字幕版 第1話〈先行〉無料放送

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