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『チェルノブイリ』公式インタビューNo.4 エミリー・ワトソン(ウラナ・ホミュック役)

『チェルノブイリ』エミリー・ワトソン
『チェルノブイリ』エミリー・ワトソン
Q:あなたの演じたキャラクターと、この悲劇的な事故の中での役割を教えてください。
EW:私の役はウラナ・ホミュックといって――様々な科学者を組み合わせて作り出した複合的なキャラクターよ。チェルノブイリから離れたベラルーシ原子力機関にいたのだけれど、放射線の警報装置が動き出したことでどこから放射線が出ているのかを探り出すことになるの。非常に優秀で意志が固い科学者で、事故現場で起こっている火災への対処方法が2次爆発を引き起こす可能性を示すの。チェルノブイリまで車を運転していって関係者を説得して、やがて信頼のおけるチームの一員になるわ。ジャレッド(・ハリス)演じるレガソフは彼女に事故の真相解明を依頼するのよ。そして改ざんされた資料を発見したことで事態は深刻化し、根本的な構造の欠陥までもが明らかになるのよ。

Q:脚本を手がけたクレイグ・メイジンはあなたを想定しながらこの役を執筆したと語っていましたね。
EW:彼からそう言われた時は本当に光栄だったわ。きっと彼も私の見せかけの知性に騙された多くの人のひとりだと思ったわ(笑)。とにかく今回は、嵐の渦中に身を投じて禁じられた真実を明らかにしようとする人物を演じられるという素晴らしい挑戦になった。クレイグの優れた表現力のおかげでそれが説得力を帯びたし、力強く描かれていたと思っているわ。

Q:何かリサーチはされましたか?
EW:ベラルーシの歴史に目を通してみて、20世紀に恐らくあそこは人が暮らすには世界で最も危険な場所だったことを知ったわ。監督のヨハン(・レンク)から私たちが観るようにと指定された参考映画のひとつが『炎628』という80年代に制作されたロシア映画で、ナチスがベラルーシのとある村に侵攻してくる物語だったの。彼らの暴虐はとにかく惨かったわ。私の演じたキャラクターはその頃まだ幼い子供だったでしょうから、とてつもないトラウマと残酷な行為を経験しながら成長したと思うの。生き残るためにも彼女はタフでなければならなかったのよ。

Q:ジャレッド・ハリスとステラン・スカルスガルドとの共演はいかがでしたか?
EW:私の長編デビュー作『奇跡の海』でステランと共演できたことはとても意味深い経験だったの。彼からは何物にも代えがたい貴重なアドバイスをいくつももらったし、今にいたる私のキャリアを通じでそれらは活かされているわ。彼とは過去にそうした深い経験があったから今回の最初の数テイクはぎこちなかったけれど、すぐに古くからの友人同士のように打ち解けることができたの。私とジャレッド(・ハリス)はたちどころに仲良くなったわ。ある朝、ホテルを訪ねると彼がそこに座っていたの。本当はリハーサルをする予定だったのにふたりで談笑してかなり遅くまで過ごしてしまったほどよ。彼は妥協を許さない自分に厳しい人よ。

Q:ヨハン・レンクとの仕事はいかがでしたか?
EW:彼はとても北欧的な考え方をした素晴らしい人よ。無限のエネルギーを持っているから何でも対応してくれるし、皆が頼りにしているし、前向きで明確な人なの。興味深い手法があれば実践するリスクも辞さないわ。それでいて漫然と続けるようなことはしないの。予定よりも数日早く撮影が終わることがよくあったわ。それは彼が明確に自分のビジョンを持っていたおかげよ。毎日がとても楽しかったわ。

Q:これは歴史作品ですか?それとも現代に通じているストーリーだと思いますか?
EW:このドラマは真実を明らかにすること、エネルギーの本質を知り、それをどうコントロールしていくかを描いているわ。このふたつは今も何を差し置いても緊急の対処を要することだし、この対応次第で私たちの目の前で歴史が変わっていく気がするほどよ。政治面においても非常に洞察力のある今に通じる作品になったと思うわ。
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