ベイロン･グレイジョイ

鉄諸島の領主。厳しく勇敢な海の男。10年前にロバート王に対する反乱を起こしたが敗れ、戦いで息子たちを喪った。残った息子シオンはスターク家の人質にされる。これにより鉄諸島の慣習に反し、娘のヤーラを世継ぎとした。ロバート王の死後、シオンがスターク家のロブからの同盟の提案を持って現れたときには、息子がスターク家に染められ、すっかり北部人のようになったことを軽蔑。同盟を断り、北部の沿岸を略奪する。

ヤーラ･グレイジョイ

ベイロンの娘で、鉄諸島の伝統に反して世継ぎとして育てられる。船長として荒くれ者の男たちを戦いに率いる、勇猛果敢で鉄諸島人としての誇り高い女性。弟のシオンの意気地なさを軽蔑しつつも、ボルトン家のラムジーにシオンが捕らえられたときは、見捨てるという父の反対を押し切り、自ら部下を率いて助けに向かう。父の死後、叔父のユーロンが＜塩の玉座＞に就いたことから、艦隊を盗んで新たな道を模索する。

シオン･グレイジョイ

ベイロンの息子。スターク家に人質として預けられ、スターク家の子供たちと一緒に育つが、内面に鬱屈としたものを抱えている。ロブとは親友同士。スターク家が挙兵したとき、ロブに頼まれ鉄諸島の父のもとを訪れることに。家族から蔑まれたことから、グレイジョイ家のために少人数でウィンターフェル城を占領。城に残っていたスターク家のブランとリコンを取り逃し、農民の子供を２人だと偽り吊す。その後、ボルトン家のラムジーに捕らわれ、人格が崩壊するほど拷問を受ける。