伝説の監督と称されるシャンタル・アケルマンの監督作を特集放送!
映画の既成概念を打ち壊し、映画に革命を起こしたベルギー出身の女性映画監督シャンタル・アケルマン(1950年6月6日-2015年10月5日)。
2022年、英国映画協会が10年に一度発表する「史上最高の映画」において、
監督作『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』が第1位に選ばれたほか、
近年は日本でも度々ミニシアターを中心に特集上映されるなど話題を呼んでいる。
今月は、シャンタル・アケルマンの監督作から4作品を特集放送。
撮影当時24歳だったアケルマン自らが主演し、ひとりの若い女性が過ごす時間を切り取ったドラマ『私、あなた、彼、彼女[R15+相当版]』。
マルセル・プルーストの「失われたときを求めて」の一篇を現代的に映画化、恋人への激しい感情に取りつかれた男を描き、
フランスの映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」で第2位に選出された『囚われの女(2000)[R15+相当版]』。
娘を溺愛する父親の狂気と破滅を描きながら、アジアの街並みを軽やかに動き回る娘の姿を捉えた映像美が際立つ『オルメイヤーの阿房宮』。
プロモーションのために各国を転々とする女性監督の姿を鋭い観察眼で描き出すロードムービー『アンナの出会い』。
それぞれ異なる表情を持つ4作品、アケルマンの才能が光る!