時代を超えて愛される不朽の名作、秀作を中心に、映画史に残るクラシック作品をお届けする"THE 映画遺産"。
今月は"映画遺産スペシャル"と題し、フランスが生んだ名監督、ルイ・マルの作品を特集します。
フランス貴族の末裔として生まれ、当初は家族に映画の道に進むことを反対されるも、
初監督を務めた『沈黙の世界』でカンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞(ジャック=イヴ・クストーと共同監督)。
その後もサスペンス映画の金字塔『死刑台のエレベーター』や、当時の恋人ジャンヌ・モローを再び主演に据えた『恋人たち』など、
映画史に残る作品の数々を世に送り出していったルイ・マル監督。
死を決意した男の最後の48時間を描き、ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞した『鬼火』や、
それまでとはがらりと変わった作風が魅力的な『ビバ!マリア』、自らも体験した第二次世界大戦下の少年の青春を描いた『ルシアンの青春』など、
全4作品をお届けします。