target="_blank" シリーズ:隠れた良作『プリンス・オブ・シティ』(1981) | 映画・海外ドラマのスターチャンネル[BS10]

STAR EX


シリーズ:隠れた良作『プリンス・オブ・シティ』(1981)【STAR2 字幕版】12/6(月)よる9:00~ /12/14(火)午前9:00~ ほか  

放送スケジュール

ご加入はこちら

STAR2

ニューヨーク市警の麻薬捜査課の刑事たちの間では、マフィアや麻薬の売人から賄賂を取るなどの汚職が常習化し、その羽振りの良さから"街のプリンス"と呼ばれていた。彼らの結束は固く、「絶対に仲間を売らない」という強い絆で結ばれていた。しかしついに検事局がこれを問題視し、内情調査のための内通者としてチェロ刑事に白羽の矢が立つ。初めは抵抗するも、これを引き受けたチェロだったが、調査に協力するうち、壮絶な代償を支払うことになる…。

『十二人の怒れる男』『セルピコ』など、数々の武骨な社会派エンタータイメント作品で知られる、名匠シドニー・ルメット監督の隠れた傑作。

原作は、実在した麻薬課潜入捜査官ロバート・レウチをモデルにした実録小説。警察組織の腐敗の実態を、ルメット監督が2時間半を超える長尺によって、丹念かつ生々しいリアリズムで描き切り、ニューヨーク映画批評家協会賞で最優秀監督賞に輝いた力作だ。

主人公のチェロを演じたのは、トリート・ウィリアムズ。誰もが知る代表作を挙げるのが難しいが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)、『デビル』(1997)などで、印象的な演技を披露した。本作では、映画デビューからわずか5年の若きトリートが、重苦しい雰囲気に包まれたドラマの中で、魂を絞り出すかの如く苦悩する主人公を見事に演じ、本作こそ彼の代表作と呼んでも過言ではない強烈な印象を残している。

さらに言えば、トリートのみならず、地味なキャスティングこそが本作のミソと言える。チェロをはじめ、ほとんどすべての登場人物に有名俳優を起用しなかったことで、観客は登場人物のキャラクターそのものを見ている感覚に陥り、緊張感あふれる"実録風のリアリズム"にどっぷりと浸れる、という仕掛けである。誰が主人公かというよりも、絡み合う人間ドラマによって描かれる"テーマ" それ自体が、大きな主人公と言えるかもしれない。

人間性の善と悪が明確に分けられない世界は、それゆえに、見てはいけない世界となる。しかし、人々がマフィア映画を見て、そこに描かれる"表と裏"の物語に避けがたい魅力を覚えるのも確かだ。本作は、そんな"見てはいけない世界"が、日常のあちこちに存在することを教えてくれる。

プリンス・オブ・シティ

プリンス・オブ・シティ

12/6(月)よる 9:00 字幕版

12/14(火)午前 9:00 字幕版

12/18(土)よる 10:50 字幕版

12/30(木)夕方 6:00 字幕版

スターチャンネルEX 55周年長期特別企画
スターチャンネルEX 55周年長期特別企画

202112

MON TUE WED THU FRI SAT SUN
  1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   
             

20221

MON TUE WED THU FRI SAT SUN
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       

ご加入はこちら