シリーズ:隠れた良作『ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー』(1985)【STAR2 字幕版】 1/4(月)よる9:00~ ほか 

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STAR2

1954年のロンドン。酒場のクラブでホステスとして働くシングルマザーのルース・エリスは、彼女を目当てに店にやってくるパトロンの中年男デズモンドの援助を受け、一人息子を育てながら懸命に生きていた。そんなある日、彼女は店で出会った金持ちの若いカーレーサー、デヴィッドに惹かれ、その夜ベッドを共にしたことから、2人の運命的な関係が始まる。しかしデヴィッドは酒に酔うとルースに暴力をふるい、ルース以外の女性とも遊び歩く浮気者だった。やがてルースの愛は嫉妬と憎しみへと変わり、悲劇が起きる…。

『フォー・ウェディング』『フェイク』などで知られる俊英マイク・ニューウェル監督が、イギリスで最後の女性死刑囚となったルース・エリスの実話を描き、カンヌ国際映画祭でユース賞を受賞した、初期の秀作。

"あなたと共には生きられない。あなた無しでも生きられない"―。これはフランソワ・トリュフォー監督の『隣の女』(1981)のキャッチコピーである。かつて恋人同士だった男女がその後互いに別の相手と結婚するが、男への愛情を捨てきれない女が、男の隣家に引っ越してくることから、過去の愛が再燃し悲劇の結末を迎える。話の筋はまったく違うが、情念と化したルースの愛もまた、愛する相手を失うことでしか成就しえない悲痛なパラドックスに達してしまう。果たしてこれは“愛の悲劇”か、それとも“愛の極み”か。

主人公ルースを演じたミランダ・リチャードソンは、本作が劇場映画デビュー作。マリリン・モンローを彷彿とさせるプラチナ・ブロンドの美貌と、愛と憎しみの間で葛藤する主人公の苦しみを大胆かつ繊細に演じ切り、一躍映画界の注目を浴びた。実際のルース・エリス本人もプラチナ・ブロンドの美人で、1950年代半ばといえばマリリン・モンローの全盛期。本当の愛を求め、非業の死を遂げた2人の人生が、皮肉にもオーバーラップする。

ルースの人生を狂わせた男デヴィッドを演じたのは、『アナザー・カントリー』(1984)で同性愛者の美青年を演じて人気沸騰中だったルパート・エヴェレット。良家のお坊ちゃんで、ハンサムで、気まぐれで、酒癖が悪く、暴力をふるい、なぜか自信家で、拒めない魅力でルースを翻弄するプレイボーイのデヴィッドを絶妙に演じ、観る者(特に男性)の心は千々に乱れる。こういうのを"魔性の男"というのだろう。

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