シリーズ:隠れた良作『ウォーカー』(1987)【STAR2 字幕版】10/5(月)よる9:00 ほか 

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STAR2

1855年、アメリカ人ウィリアム・ウォーカーは、58人の部下を引き連れ、ニカラグアに向けて旅立った。内戦さなかのニカラグアに民主主義をもらたすという大義を胸に、若干31歳のウォーカーは、瞬く間にニカラグア全土を制圧、やがて自ら大統領となる。しかし権力を手にしたウォーカーは次第に血なまぐさい独裁者となり、母国アメリカをも敵に回し、破滅へと突き進んでいく…。

『レポマン』『シド・アンド・ナンシー』でインディーズ映画界にセンセーションを巻き起こした、1980年代の"ニューウェーブ"の旗手、アレックス・コックスの監督第4作目となる問題作。

まず、本作は「実話」である。今から150年以上も前、アメリカの帝国主義を絵に描いたような男が存在したという歴史的事実に驚かずにはいられない。本作が制作・公開された当時、アメリカでは“強いアメリカ”を標榜するレーガン政権が、ニカラグアの左翼政権を妨害するため、親米反政府組織“コントラ”を支援していたさなかだった。150年の時を隔てて現在と過去をオーバーラップさせる皮肉たっぷりの痛烈な風刺は、アウトローな作風で“パンク監督”の異名をとるコックス監督ならではの反骨精神といえるだろう。

しかし、本作の面白さは、政治風刺や権力批判ではない。最大の魅力は、ウォーカーという"暴君"を単なる"悪"として描くことなく、"本人としては自らの信念を貫き通しただけのブレない男"として、ニュートラルな視点で描いたコックス監督の人を食ったようなセンスだ。「この男、ひでえ奴だが、ここまでぶっちぎれるってスゴくない?」という、これもまた、ある意味で"パンク"な感性といえるのではないだろうか。思うに、コックス監督は、ウォーカーの"規格外"の生き方にアナーキーの真骨頂を感じとり、正直なところ、好きになっちゃったに違いない。

そんなウォーカーを演じたのは、名優エド・ハリス。なんと、75万ドルの仕事を蹴ってこの役を演じたというから、その入れ込みようはハンパではない。ヒーローたるべき資質と魅力、狂気と威厳を併せ持つ特異なキャラクターを見事に体現してみせた。また音楽を担当したパンクバンド“ザ・クラッシュ”の元ボーカリスト、ジョー・ストラマーも端役で出演している。とことんパンクな快作だ。

ウォーカー

ウォーカー

10/5(月)よる 9:00 字幕版

10/16(金)ひる 12:00 字幕版

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