シリーズ:隠れた良作『スクール・デイズ』(1988)【STAR2 字幕版】9/7(月)よる9:00 ほか 

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STAR2

アメリカ南部にある有名黒人校ミッション大学。そこでは、思想が異なる2つのグループが対立していた。一つは、学生運動家ダプをリーダーとする、人種差別撤廃を訴えるグループ。もう一つは、白人的イデオロギーを標榜する、ジュリアンをリーダーとする友愛会“ガンマ”のメンバーたち。事あるごとに衝突を繰り替える彼らだったが、そんな中、ダプのいとこボーヤはガンマの新メンバー入りを目指して、日々厳しい特訓に耐えていた。ダプにはそんなボーヤが頭痛の種だったが、ある日、恋人のレイチェルまでが友愛会に入りたいと言い出す…。

『ドゥ・ザ・ライト・シング』『マルコムX』『ブラック・クランズマン』など、数々の話題作で知られるスパイク・リー監督の長編第2作目にして、初のメジャースタジオ配給作品となった、日本未公開の意欲作。

スパイク・リーといえば、いわゆる"ブラック・ムービー"の旗手として第一線を走り続けていることは周知の通りだが、彼の革新性は、それまでの"黒人映画"とは一線を画す新しいアプローチで、黒人社会の問題とエンタータインメントを融合させたことにある。それは、「黒人社会を黒人の視点で内側から描く」という視点だ。旧来のアメリカ映画では黒人は主に脇役として登場し、『コフィー』など1970年代に量産された黒人を主人公とする一連の犯罪アクション映画も、白人の視点から見た黒人のステレオタイプなイメージを助長するだけの、商業性を追求した安易ものがほとんどだった。外見は_黒人映画”でも、根っこにあるのは_白人の目線”だったのである。

そこに風穴を開けたのが、スパイク・リーだ。彼いわく、本作は彼が通ったアトランタのモアハウス大学での4年間の思い出を詰め込んだ作品、とのことだが、この作品が浮かび上がらせたのは、「アメリカの黒人社会における肌の濃さの違いによる差別意識と階級格差」という、従来の白人目線ではありえなかった、"黒人社会の内側にあるアイデンティティーの問題”だった。映画が公開された後、リーは多くの黒人たちから「身内の恥部をさらした」と非難されたという。 黒人社会の問題を、"黒人VS白人"の構図だけではなく、"黒人VS黒人"の切り口で覗いた時に、一体何が見えてくるのか。アフロ・アメリカンの一人として、同じアフロ・アメリカンたちに向って、「自分たちの足元をよく見ろ」というメッセージを発したのは、スパイク・リーが初めてだった。本作の呆気に取られる突然のラストシーンは、そんな彼のメッセージを一言に凝縮した名セリフである。すなわち、「WAKE UP!(目を覚ませ!)」。そして、この最後のセリフが、次作『ドゥ・ザ・ライト・シング』の冒頭の同じセリフにつながっていくのである。

スクール・デイズ

スクール・デイズ

9/7(月)よる 9:00 字幕版

9/18(金)ひる 12:00 字幕版

9/27(日)あさ 8:30 字幕版

8/11(火)~ 傑作HBO®ドラマ6作品ノンストップマラソン!
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