target="_blank" シリーズ:隠れた良作『殺人捜査線』(1958) | 映画・海外ドラマのスターチャンネル[BS10]


シリーズ:隠れた良作『殺人捜査線』(1958)【STAR2 字幕版】7/6(月)よる9:00 ほか 

放送スケジュール

ご加入はこちら

STAR2

サンフランシスコの埠頭で下船した乗客からカバンを強奪した男が、逃走中に死亡した。警察の捜査で、カバンの中にあった置物の像の中に隠されたヘロインが発見される。カバンの持ち主が密輸に加担しているのではないかと疑われるが、怪しい点は見つからない。やがて警察は、犯罪組織が一般の乗客を利用し、当人の知らぬ間にヘロインを密輸させているのではないかと推理するが…。

『ダーティハリー』『突破口!』などハードボイルドな犯罪アクションで知られる名匠ドン・シーゲル監督が、ヘロイン密輸組織の一翼として暗躍するプロの回収屋と警察との攻防を描いた、知られざる傑作。

ドン・シーゲル監督といえば、B級映画で培った経験を活かし、あらかじめ綿密に構成を練り上げ、無駄なショットを一切撮らない演出スタイルで知られた職人監督、クリント・イーストウッドが師と仰いで自身の監督作品にもそのスタイルを取り入れていることは、映画ファンの間では有名な話だ。そんなシーゲル監督の無駄のないシャープなストーリー・テリングが、この作品でも存分に味わえる。大胆な場面転換、メリハリの効いたカットつなぎが、スピーディーなリズムを生んで、一時たりとも見る者を飽きさせない。観客は見終わった後に「あっという間だった」と感じるだろう。技を意識させない凄技、それがシーゲル流の職人芸の極意なのだ。

さらに特筆すべきは、スクリーン・プロセスの妙技。スクリーン・プロセスとは、まだ自動車などにカメラを搭載できず、別撮りした映像を背後にスクリーンに映して演技し、疑似リアル映像に仕立てる撮影方法のこと。古い映画でよく使われた手法で、今見るとバレバレで興醒めした経験が誰しもあるに違いない。ところが、本作のラストで繰り広げられるカー・チェイスの場面は、そのスクリーン・プロセスを駆使して驚きの臨場感を生み出した、稀に見る成功例と言える名場面。映画通なら必見だ。

さて、主人公の犯罪者を演じたのは、アクターズ・スタジオ出身の名優、イーライ・ウォラック。二枚目でもなくコワモテでもなく、どこにでもいそうな面構えの中に、チラッと漂わせる狂気が、若き日のロバート・デ・ニーロを彷彿とさせる(順序が逆だが)。これが2作目の映画出演だが、2年後の4作目『荒野の七人』で盗賊団の首領カルベラを演じて注目を集めた。あの名だたる七人と対決する悪党役に抜擢されたにふさわしい底光りする存在感が、この作品の中に確かにその片鱗を見せている。

殺人捜査線

殺人捜査線

7/6(月)よる 9:00 字幕版

7/17(金)ひる 12:00 字幕版

7/26(日)午前 11:00 字幕版

スターチャンネル×HBO
スターチャンネル×HBO

20207

MON TUE WED THU FRI SAT SUN
  1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   
             

20208

MON TUE WED THU FRI SAT SUN
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       

ご加入はこちら