イントロダクション
国際色豊かな実力派キャストが競演!
欧州、北米、アフリカにまたがる舞台に伴い、俳優たちのキャスティングも国際的。アメリカのリンウッド家の人々を演じるのはイギリス出身の名優ガブリエル・バーン(『ユージュアル・サスペクツ』)、気鋭女優アンドレア・ライズボロー(『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』)、そしてアメリカ出身の人気俳優デイン・デハーン(『アメイジング・スパイダーマン2』)。イタリアのマフィア組織メンバーを演じるのも全てイタリア人で、メキシコ人を演じるのも全てメキシコ人。知名度を優先して異なるルーツの人物に演じさせることなく、彼らにあえて母国語を話させることでリアリズムを追求している。中でもメキシコ軍の軍曹マヌエル役のハロルド・トレスの存在感は圧倒的。その演技力が高く評価され、2021年のインデペンデント・スピリット賞テレビ部門で男優賞にノミネートされた。
原作はイタリアを代表するノンフィクション作家、ロベルト・サヴィアーノ
原作は世界で1,000万部を売り上げたベストセラー「死都ゴモラ」の著者ロベルト・サヴィアーノが、満を持して発表したノンフィクションノベル「コカイン ゼロゼロゼロ:世界を支配する凶悪な欲望」。「死都ゴモラ」の映画化作『ゴモラ』はカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、新たなドラマ化作『GOMORRAH(原題)』もHBO Maxで配信されて大ヒットを記録するなど映像作品も高い評価を集める。 「死都ゴモラ」でイタリアマフィアの内情を暴露したことで命を狙われるなど、その勇気ある活動からイタリア本国では国を代表する作家として知られる彼の新たな衝撃作を待望の映像化。
映画級クオリティで評論家も大絶賛!
タイトルの「ZeroZeroZero」は、“000”と呼ばれる最も精製度の高い小麦粉を現す意味から転じて、麻薬ディーラーたちの間で最も純度の高いコカインを指す用語から来ている。そのタイトルに象徴されるかのように、本作はTVドラマの域を超え、映画級の高いクオリティを持つ作品となっている。クリストファー・ノーランなどの作家性の強い映画監督が好むような時間軸を巧みに操作したストーリーテリングや、犯罪映画の雰囲気に相応しいダークでスタイリッシュな映像がみどころ。オープニングの音楽を担当しているのは、スコットランドのポストロック・バンド、モグワイ。TVドラマのサウンドトラックによくある耳当たりの良い音楽とは対照的に、先鋭的なサウンドは一度聴いたら忘れられないほど印象的。本作の評論家によるRotten Tomatoesでのスコアは94%、IMDBでも10点中8.2点の高得点をマーク(2021年8月現在)。玄人の評論家やテレビドラマ通からも絶賛されている。