名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ監督が、女性のロマンティシズムを格調高く描いた人間ドラマの名作。『外人部隊』のマリー・ベルが、中年に差しかかろうとする女性のしっとりとした優美さを華麗に表現。彼女が遭遇するかつてのダンスパートナーたちには、ピエール・ブランシャールを筆頭に当時のフランス映画界の名優陣をそろえ、人生の儚さと美しさを紡ぎ上げる。ヴェネチア国際映画祭では最優秀外国映画賞を受賞。

年の離れた夫を亡くしたクリスティーヌは、若くして結婚したために青春時代の思い出がなかった。ある日、自分が１６歳の時に社交界デビューした晩のことを綴った手帖を見つける。そこに書かれていたのは、ダンスのパートナーを務めてくれた男性たちの名前。クリスティーヌは約２０年ぶりに、彼らの一人一人に会いに行くことを決意。しかしある者は自殺し、ある者は犯罪者となり、かつての青年たちは大きく変わっていた…。

• JULIEN DUVIVIERジュリアン・デュヴィヴィエ

• MARIE BELL マリー・ベル
• HARRY BAUR アリ・ボール
• PIERRE BLANCHAR ピエール・ブランシャール
• FERNANDEL フェルナンデル
• LOUIS JOUVET ルイ・ジューベ