第二次世界大戦下のワルシャワで起きた殺人事件の顛末を、ヒトラー暗殺計画に絡めながら描いたサスペンス。『さよならをもう一度』のアナトール・リトヴァクが監督を務め、戦時下にある軍人たちの異様な心理をスリリングに描き出している。ピーター・オトゥール＆オマー・シャリフの『アラビアのロレンス』コンビが、容疑者と警察という対峙する役どころで再共演。中でも怪演ぶりが光るオトゥールのキャラが物語を引っ張ってゆく。

１９４２年、冬のワルシャワ。あるアパートの一室で女性の死体が発見される。トイレにいた目撃者は、ドイツ将校の軍服を見たと証言。ナチ警察の取り調べの結果、捜査線上に容疑者として３人のドイツ人将校、ワルシャワ軍団のガプラー、司令部主任カーレンベルゲ、特別師団長タンツらが浮かび上がってくる。捜査を担当するグラウ少佐は、その中のある人物に目をつけるが…。

• ANATOLE LITVAKアナトール・リトヴァク

• PETER O'TOOLE ピーター・オトゥール
• OMAR SHARIF オマー・シャリフ
• TOM COURTENAY トム・コートネイ
• PHILIPPE NOIRET フィリップ・ノワレ
• CHRISTOPHER PLUMMER クリストファー・プラマー