作品解説
ゾンビの巣窟と化した陸軍キャンプ地から決死の脱出を試みる兵士たちの姿を描いた、シンガポール初のゾンビホラーコメディ。
シンガポール映画界で初めて製作されたゾンビ映画となったホラーコメディ。現在の主流であるダッシュ系ゾンビ（動きの速い走るゾンビ）のフォーマットで、ストーリーはコミカルながらもゾンビ描写はリアル。最初はやる気のなかった主人公が、親友や民間人の犠牲を経験するうち、心境が徐々に変化してゆく姿が丁寧に綴られた成長ドラマにもなっている。反目していた軍曹と主人公との間に信頼関係が芽生えてゆく展開も心憎い。
ストーリー
やる気のない陸軍予備兵士のカユは、キャンプ地で訓練と警備任務を適当にこなす日々を送っていた。ある日、敷地内で正体不明のウイルスが発生。感染した兵士たちは生者を襲い、さらに感染者が増加してゆく。同僚たちが次々と狂暴な怪物へ変貌する中、カユは生き延びるため普段から反りの合わない上司のリー軍曹と協力することに。仲間を連れてキャンプ地を脱出しようとするが、非常時にもかかわらず２人はなにかと衝突してしまう。
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