作品解説
チョン・ジヒョンの映画デビュー作となったラブストーリー。恋人の死から立ち直れない男性が、伝書鳩を通して少女と巡り逢う。
本作の２年後に『猟奇的な彼女』で大ブレイクすることになる、チョン・ジヒョンの映画デビュー作となったラブストーリー。当時高校生だった彼女の透明感あふれる魅力が満載。共演のパク・シニャンとは後にホラー映画『４人の食卓』でも再共演することになる。文通や伝書鳩など、どこか懐かしさを感じさせる小道具が、物語のノスタルジックな雰囲気と調和している。監督は大山倍達をモデルにした『風のファイター』のヤン・ユノ。
ストーリー
少女時代、大人の女性のふりをして兵役軍人の男性と文通をしていたジョンミン。しかし自分に直接会いに来た彼の前に姿を現わすことができず、そのまま文通も途絶えてしまう。時が経ち、２０歳になったジョンミンの元に伝書鳩が迷い込んでくる。鳩の足には、恋人を事故で亡くした男性の、悲しみの丈を綴った手紙が結ばれていた。その文面に心打たれた彼女は返事を書いて鳩の足に結ぶ。かくして見知らぬ男性との文通が始まるが…。
