アラビアのロレンス［オリジナル復元版］

アラブ民族を率いてトルコと死闘を繰り広げ英雄とうたわれた英国将校Ｔ・Ｅ・ロレンスの自伝を基に、その栄光と挫折の波乱の半生を壮大なスケールで描いたスペクタクル歴史劇の不朽の名作。１９８９年に復元された完全版。監督は『ライアンの娘』のデヴィッド・リーン。出演は『おしゃれ泥棒』のピーター・オトゥール、『戦場にかける橋』のアレック・ギネス、『ドクトル・ジバゴ』のオマー・シャリフ。アカデミー作品賞、監督賞、撮影賞、美術監督・装置賞、音響賞、編集賞、作曲賞受賞。【ストーリー】１９１６年、カイロに赴いている英国陸軍のロレンス少尉は、トルコへの反乱に意気込むアラブ人たちの現状を確かめに向かった。そこで彼は反乱軍の非力を痛感し、アラブ民族をまとめ上げてゲリラ戦に打って出る作戦を考える。やがて、トルコの一大拠点をめぐって激闘を展開し、ロレンスの軍は見事に勝利。そして、再びゲリラ戦の指揮官として新しい任務を与えられた彼は、ついにトルコ軍を打倒することに成功するのだった。だが、その一方でアラブ人同士の争いが起こり、彼の尽力もむなしく、彼自身も徐々に孤立していく…。