PAHANHAUTOJAハッチング－孵化－

ジャンル: ホラー

本編時間: [字]93分

制作: 2022年
フィンランド

作品解説

森で奇妙な卵を見つけて家族に知られぬよう孵化を試みる少女と、卵から孵った異形の生物を巡るフィンランド発の不条理ホラー。
周囲からは一見すると幸せそうに見える家族の中で、抑圧された感情をためこんでゆく思春期の少女の姿を描いたフィンランド発の不条理ホラー。日常が何者かにより次第に侵食されてゆく悍ましい感覚を追体験でき、ガーリーで可愛らしい美術からは予測不能な展開に惹き込まれる。奇妙な卵から孵る異形のクリーチャーの芸術的ともいえるデザインは、見どころのひとつ。監督は本作が長編デビューとなる新鋭ハンナ・ベルイホルム。

ストーリー

北欧フィンランドで暮らす１２歳の少女ティンヤは、家族の動画を撮って世界中に満たされた生活を発信する母親を喜ばせるため、自分の気持ちを抑圧する日々を送っていた。ある日、ティンヤは森で謎の卵を発見。その卵を孵化させるべく母鳥のように卵の世話をする。次第に大きくなってゆく卵は、いつの間にか両腕では抱えきれないほど巨大になり、孵化の時を迎える。しかし、卵から産まれた生物は奇妙で異形な外見をしていた…。