作品解説
シャンタル・アケルマンが、プロモーションのため各地を転々とし出会いと別れを繰り返す女性監督の姿を描いたロードムービー。
ベルギー出身の女性監督シャンタル・アケルマンが、自身を投影しているかのように女性監督を主人公にし、プロモーションのために各国を転々する中で出会いと別れを繰り返す姿を描いたロードムービー。フランス、ベルギー、ドイツの美しい街並みに映し出されるカメラの長回しや随所に登場する左右対称の構図は、1人の女性の孤独と葛藤を表現しているかのよう。オーロール・クレマンを筆頭に豪華キャスト陣の共演も見どころ。
ストーリー
映画監督のアンナは最新作のプロモーション活動のため、ヨーロッパ各国を巡る旅をしている。ドイツの地方都市で出会った小学校の教師とは、肉体を重ねるがそれ以上の関係にはならずそのまま別れてしまう。その後アンナは、ベルギーのブリュッセルに住む母と母の友人に会いにいき、母の友人には、早く結婚と出産をするようにと急かされ、母へはレズビアンの経験があると告白し動揺させてしまう。
キャスト&スタッフ
監督
- CHANTAL AKERMAN シャンタル・アケルマン
出演
- AURORE CLEMENT オーロール・クレマン
- HELMUT GRIEM ヘルムート・グリーム
- MAGALI NOEL マガリ・ノエル
- HANNS ZISCHLER ハンス・ツィッシュラー
監督・出演者 関連作品
-
オーロール・クレマン囚われの女(2000)[R15+相当版]
-
シャンタル・アケルマンオルメイヤーの阿房宮