作品解説
ジェラール・フィリップ主演でルネ・クレール監督が“ファウスト伝説”を描くサスペンス。悪魔と契約を交わした男の運命を描く。
巨匠ルネ・クレールが『パルムの僧院』のジェラール・フィリップを主演に迎えたサスペンス。ゲーテの戯曲でも知られる“ファウスト”の物語を、本作では“ファウスト伝説”寄りの独自の解釈で映画化。クレールと劇作家アルマン・サラクルーの共同脚本で、悪魔に魂に売る契約を結んだ大学教授の末路を描く。ジェラールは悪魔の力で若返ったファウスト役を、『霧の波止場』のミシェル・シモンが老いたファウストとメフィストを怪演。
ストーリー
19世紀初頭の某公国。大学教授のファウスト博士は忍び寄る老いに悩んでいた。その悩みにつけ込んだ悪魔の手下メフィストは、魂を売り渡す代償として、まずは彼を青年の姿に変える。その後、メフィストの意のままに、砂を金に変える術を会得して教授は巨万の富に溺れる。だが、巧妙に魂を売る契約書へのサインを避け続ける教授に、メフィストは怒り、あらゆる能力を取り上げてしまう。慌てた教授はついに契約を結ぶのだが…。
キャスト&スタッフ
監督
- RENE CLAIR ルネ・クレール
出演
- GERARD PHILIPE ジェラール・フィリップ
- MICHEL SIMON ミシェル・シモン
- SIMONE VALERE シモーヌ・ヴァレール
- NICOLE BESNARD ニコール・ベナール
- CARLO NINCHI カルロ・ニンキ
監督・出演者 関連作品
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ジェラール・フィリップパルムの僧院(1948)
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ルネ・クレール夜ごとの美女
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