ハル・ハートリー監督の長編第２作。前作『アンビリーバブル・トゥルース』（旧題『ニューヨーク・ラブストーリー』）に続いてエイドリアン・シェリーが主演を務める。ゆれ動く大きな瞳に甲高い声、少女の不安定さを体現するような佇まいが印象的。噛みあわない会話の中ににじむユーモア、鋭い社会批評、個性的でちょっととぼけた人物造形などハートリー映画の魅力が詰まっている。１９９１年サンダンス映画祭で脚本賞を受賞。

ボーイフレンドの子供を妊娠して退学処分となった女子高生マリア。それに激怒した父親が心臓麻痺で死んでしまい、母親に家を追い出される。行き場もなく町を彷徨っていると、手りゅう弾を持ち歩く青年マシューと出会う。不器用な性格だけど誠実なマシューにマリアは心惹かれ、彼もまた彼女とお腹の子供を守ろうと仕事を探し始める。しかし互いの親の過干渉や２人の間の気持ちのズレなどが重なり、次第に関係がぎくしゃくする。

• HAL HARTLEYハル・ハートリー

• ADRIENNE SHELLY エイドリアン・シェリー
• MARTIN DONOVAN マーティン・ドノヴァン
• EDIE FALCO イーディ・ファルコ
• MERRITT NELSON メリット・ネルソン
• KAREN SILLAS カレン・サイラス