花の手

映画祭でしか出会えない、地味だが素敵な小品をお届け。亡き祖母の故郷を散骨のため訪れた若者たちと、地元老人達の心温まる交流。

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解 説

チュンサ国際映画祭芸術映画特別賞、ソウル老人映画祭オープニング作品。舞台は韓国南部ナメ郡という島の田舎の海街。スタッフが2ヶ月のロケハンで探し出してきたそこで流れる優しい時間は、人気の『海街チャチャチャ』や『私たちのブルース』を彷彿とさせる。一方で、日本では劇場公開・放送・配信・ソフト化などがされづらい規模のインディーズ作品でもある。映画祭でしか出会えないような、地味だが素敵な小品を、この機会に。

あらすじ

高齢化が進む限界集落の韓国南部ナメ島の村。ここで生まれ中国に移住した老女が亡くなり、中国人の孫とその友人の案内役韓国人が海に散骨するため村を訪れる。写真を手がかりに祖母の生まれた家を探していると、地元の老人に次々につかまり、「飯を食っていけ」と食べきれないほど歓待され酒も飲まされる。そして電球交換から野良仕事まで当然のように手伝わされるうち、彼らはそれぞれドラマを背負う老人たちと打ち解けていく。

監 督

出 演

ジャンル ヒューマン
本編時間 81分
制作 2018年 韓国
原題 AGAIN
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