ショーン・コネリー主演のサスペンス。刑務所帰りの金庫破りが率いる強盗団の豪華マンション襲撃作戦をスリリングに描く。
マンション襲撃準備が軽快なテンポで進む前半と、警察の目を盗んで進行する犯行をスリリングに描いた後半で構成されており、特に襲撃後の様子をカットバックで挿入することでサスペンス性を高めた演出は必見。コネリーは、シドニー・ルメット監督との顔合わせによって、当たり役となったジェームズ・ボンドとは一味違った犯罪者役を軽やかに演じる。１９７５年にフジテレビ「ゴールデン洋画劇場」で放送された貴重な吹替版。

１０年間の服役を終え、出所したばかりのデューク・アンダーソンは、ある犯罪計画を立てていた。それは彼の恋人が住むニューヨークでも飛びきり豪華なマンションの住人たちの全財産を強奪しようというものだった。彼は犯罪のスペシャリストたちを集めてチームを作り、計画を着々と進めていく。しかし集められたメンバーたちは、それぞれが警察をはじめとする犯罪に関係した各政府関係機関の厳しい監視下に置かれていた…。